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世界のエネルギー構成の転換点

世界のエネルギー構成の転換点

2015年は、世界の再生可能エネルギー発電容量が1,985GWになり、石炭火力発電量(1,951GW)を超えた記念すべき年となった。国際エネルギー機関(IEA)によると、世界全体で2015年の再生可能エネルギーによる発電容量は153GW増加して、その大半を風力(49GW)と太陽光(63GW)が占めた。再生可能エネルギー従来型の化石燃料や原子力の発電容量の増加分も上回り、再生可能エネルギー発電容量は、世界の発電容量に占める割合で石炭を超えてトップになった。

実際は、風力や太陽光などの再生可能エネルギーは、石炭火力とは違い常時発電できないため、年間の発電量(生産量)は少なくなる。2015年の石炭火力発電が世界の電力の40%を供給したのに対し、水力を含む再生可能エネルギーによる発電は23%だった。しかしながら、IEAによる今後5年間の予測では、主に米国、中国、インド、メキシコでは強力な政策支援が見込めるため、世界の再生可能エネルギー発電量は、2015年の23%から、2021年までに28%に達すると予測している。(2017年1月)

 

 

 

図1  世界の発電容量構成比(再生可能エネルギーが、石炭抜き発電容量構成比トップになる)
図1  世界の発電容量構成比(再生可能エネルギーが、石炭抜き発電容量構成比トップになる)
出典:IEAデータより作成

 

参考資料:
• 国際エネルギー機関(IEA)「Medium-Term Renewable Energy Market Report 2016)」
https://www.iea.org/newsroom/news/2016/october/medium-term-renewable-energy-market-report-2016.html
https://www.iea.org/Textbase/npsum/MTrenew2016sum.pdf
• 国際エネルギー機関(IEA)「World Energy Outlook 2016」
https://www.iea.org/newsroom/news/2016/november/world-energy-outlook-2016.html
https://www.iea.org/publications/freepublications/publication/WorldEnergyOutlookSpecialReportEnergyand
AirPollution_Executivesummary_EnglishVersion.pdf

• The Telegraph(25 OCTOBER 2016)
http://www.telegraph.co.uk/business/2016/10/25/global-renewable-power-capacity-overtakes-coal-as-500000-solar-p/
• The Guardian-"Renewables made up half of net electricity capacity added last year(2016/10/25)"
https://www.theguardian.com/environment/2016/oct/25/renewables-made-up-half-of-net-electricity-capacity-added-last-year
• 世界の2015年の再生可能エネルギー投資額
https://www.asiabiomass.jp/topics/1605_02.html

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