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岩手県久慈港に日本初の波力発電所

岩手県久慈港に日本初の波力発電所

東京大学・生産技術研究所では、2012年から文科省東北復興プロジェクトの一環として、波力発電装置の開発を行ってきたが、2016年10月に岩手県久慈市の久慈港内の「玉の脇漁港」の防波堤を利用した「久慈波力発電所」を設置した。今後、東北電力と系統連係を行った後、日本初の波力発電の商業運転を開始する。

発電は、ラダーと呼ばれる波受け板(縦2m x 横4m、補助ラダー(縦1mx 横2m)付き)が波により揺動することで行われる。このラダーは防波堤に平行して設置されており、防波堤で戻される波も利用することで効率を高めている。

発電能力は43kW、年間の発電量は約9万kWhを見込んでいる。2017年3月まで実証運転を続けて、実際の発電量や装置の制御方法を検証する計画である。海洋エネルギーによる発電単価の目標は20円/kWh以下であるので、このシステムの現状値である60円/kWhを引き下げていく研究も行う。この他にも東北地方では、久慈と同じ東京大学・生産技術研究所による塩竈市の寒風沢(さぶさわ)島潮力発電所(5kW)や、三菱重工鉄構エンジニアリング(株)や東亜建設工業蠅砲茲觴鯏長楚尭或綯豬診販枠電(15kW)の運転が開始されており、性能向上・低コスト化のための研究が行われている。(2016年12月)

 

図1  久慈波力発電所
図1  久慈波力発電所
出典:久慈市ホームページ
http://www.city.kuji.iwate.jp/sangyouka/sangyou-g/haryokuhatuden_start.html

 

図2  東北地方の海洋エネルギー発電所
図2  東北地方の海洋エネルギー発電所

 

参考資料:
• 久慈市ホームページ
http://www.city.kuji.iwate.jp/sangyouka/sangyou-g/haryokuhatuden_start.html
• 東北復興次世代エネルギー研究開発プロジェクト
http://umi-tohoku.sblo.jp/
• 東京大学・生産技術研究所林研究室
http://seasat.iis.u-tokyo.ac.jp/rheem/researches.html
• 波力発電の実証試験が開始された(トピックス2015年6月)
https://www.asiabiomass.jp/topics/1506_01.html
• 東日本大震災被災地で潮流発電実験開始(トピックス2014年12月)
https://www.asiabiomass.jp/topics/1412_01.html

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