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ミャンマーの籾殻ガス化発電の普及に日本企業が協力

ミャンマーの籾殻ガス化発電の普及に日本企業が協力

ミャンマーは、GDPの約3割を農業が占め、人口の約6割が農業分野に従事する、東南アジアでも有数の農業大国である。特に米はミャンマーの主要な輸出産品であり、灌漑の拡大に伴い籾の生産量は増加し33.4 百万 トン(2010 年)で、南部のエーヤワディ管区、バゴ管区および北部のサガイン管区の3区で全国の 55%を占める(図1参照)。

籾は精米工場に集められ白米に加工されるが、ミャンマーでは、電力が慢性的に不足しているため籾殻を利用した自家発電を利用している。この時発生する熱は、籾の乾燥のために有効利用されるが、規模が小さい精米工場では、発電機も小形で効率が低かったり、発生するタールや灰が適切に処理されない場合があった。

日本のヤンマー株式会社は国内で実証試験を行ったバイオマスガス化発電をミャンマーのMAPCO(Myanmar Agribusiness Public Corporation)注1)と連携し、2017年度から実証を開始する。この実証は環境省の「平成27年度途上国向け低炭素技術イノベーション創出事業」として実施されるもので(図2参照)、日本で実証した既存システムを現地の状況に適合するように簡易化し、省エネルギー化と低コスト化、および排水処理対策の効果を確認する。先ずは、2020年時点で累積15箇所に普及を見込む計画である。(2016年11月)

 

図1  ミャンマーの地域別農業形式
図1  ミャンマーの地域別農業形式
出典:ADB資料 A Strategic Agricultural Sector and Food Security Diagnostic for Myanmar
http://ageconsearch.umn.edu//handle/161372

 

図2  実証事業範囲
図2  実証事業範囲
出典:公益財団法人地球環境センター(GEC)ホームページ
http://gec.jp/innovation/h27/innovationh27_2-5.pdf

 

注1)
MAPCO(Myanmar Agribusiness Public Corporation):ミャンマーの大手精米企業

 

参考資料:
• 公益財団法人地球環境センター(GEC)ホームページ
http://gec.jp/innovation/h27/innovationh27_2-5.pdf
• 環境総合テクノス資料
http://www.oecc.or.jp/pdf/kaiho/OECC67/67p14.pdf
• ADB資料 A Strategic Agricultural Sector and Food Security Diagnostic for Myanmar
http://ageconsearch.umn.edu//handle/161372

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