HOME  >   トピックスアーカイブ  >  水道事業者の小水力発電ポテンシャルは1万9000kW

水道事業者の小水力発電ポテンシャルは1万9000kW

水道事業者の小水力発電ポテンシャルは1万9000kW

水道事業は年間約74億kWh(全国の電力の約0.8%)の電力を消費していることから、環境省は2015年度から水道施設への再エネ・省エネ 設備の導入を推進している。

その一環として、環境省は、2015年度に全国1888の水道事業者などを対象に、水道施設における小水力発電の導入候補地の選定や導入規模などを調べるポテンシャル調査を実施し、その結果を2016年9月に発表した。

アンケートによる一次調査の調査結果を基に、小水力発電の導入ポテンシャルを算定し、ポテンシャルが20kW以上となる施設を保有できる水道事業体(候補地)が275あることを把握した。候補地数、発電出力とも関東地方が最も多く、全国の合計発電出力は19,000kWとなる(図1参照)。

今まで普及が進まなかった原因として、①発電機1台当たりの規模が小さくコストが高かったこと、設備の設置スペースが限られており、②実際に導入可能な場所が限定されていたことがある。

そこで、2013年度から富山県南砺市森清配水池、福島県相馬市大野台浄水場で22kWと75kWの管水路用マイクロ水力発電システムの試験が行われており、①と②の課題解決法が示されたことから、今後の普及が期待される。(2016年10月)

 

図1  水道施設への小水力発電 導入ポテンシャル調査結果
図1  水道施設への小水力発電 導入ポテンシャル調査結果
環境省プレスリリースから作成
http://www.env.go.jp/press/102335.html

 

表1  実証事業の概要

実施場所 発電装置 最大発電能力 年間発電量 発電開始
富山県南砺市森清配水池 管水路用マイクロ水力発電システム(ダイキン工業) 22kW×1台 98MWh 2014年11月
福島県相馬市大野台浄水場 22kW×1台
75kW×1台
619 MWh 2015年7月

出典:
南砺市プレスリリース
https://www.city.nanto.toyama.jp/cms-sypher/www/info/detail.jsp?id=13370
ダイキン工業プレスリリース
http://www.daikin.co.jp/press/2015/150714/index.html
から作成

 

参考資料:
• 環境省プレスリリース
http://www.env.go.jp/press/102335.html
• 南砺市プレスリリース
https://www.city.nanto.toyama.jp/cms-sypher/www/info/detail.jsp?id=13370
• ダイキン工業プレスリリース
http://www.daikin.co.jp/press/2015/150714/index.html

その他のトピックス