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カネカが結晶シリコン太陽電池セルで世界最高の26.33%を達成

カネカが結晶シリコン太陽電池セルで世界最高の26.33%を達成

株式会社カネカは、結晶シリコン太陽電池において、ヘテロ接合バックコンタクト型を採用することで、セル変換効率で、世界最高となる26.33%を実用サイズ(180cm2)で達成した。

このセルの元になっている技術の一つとして、三洋電気(現在パナソニック)が1989年に開発したHITセルがある。これは、結晶シリコンにアモルファスシリコンの異種半導体を接合(ヘテロ接合)した構造により高効率化を実現している。

さらに、2004年以降、米国のサンパワー社が用いてきた「バックコンタクト」技術を組み合わせている。こちらは太陽光入射面側の電極をなくし、裏面に電極を集約して、受光面を増やして発電量の増加を目指す技術である。

以上2つの技術の特許が切れたことで、世界各国で適用技術の開発を進めていたが、NEDOプロジェクトとして開発を進めていたカネカが、実用サイズのセルで今回成果を上げた。(2016年10月)

図1  従来型シリコン結晶太陽電池
図1  従来型シリコン結晶太陽電池

図2  バックコンタクト型シリコン結晶太陽電池
図2  バックコンタクト型シリコン結晶太陽電池

図3  ヘテロ接合(HIT)太陽電池
図3  ヘテロ接合(HIT)太陽電池

図4  ヘテロ接合バックコンタクト型太陽電池
図4  ヘテロ接合バックコンタクト型太陽電池

 

図5  太陽電池種類別発電効率の推移
図5  太陽電池種類別発電効率の推移
注)多結晶シリコン、ペロブカイトは研究開発用小面積セルの値
出典:NREL太陽電池変換効率の推移(2016年8月12日版)
http://www.nrel.gov/ncpv/images/efficiency_chart.jpg
NEDOプレスリース
http://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_100635.html

 

参考資料:
• NEDOプレスリース
http://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_100635.html
• 特許庁 特許出願動向調査 太陽電池(概要版)
https://www.jpo.go.jp/shiryou/pdf/gidou-houkoku/solar_battery.pdf
• NEDO新エネルギー成果報告会(2015)発表資料 太陽光発電分野
http://www.nedo.go.jp/events/report/ZZFF_100013.html
• CIS太陽電池における世界最高変換効率の達成(トピックス2016年1月)
https://www.asiabiomass.jp/topics/1601_02.html
• 日本発のペロブスカイト太陽電池の進歩(トピックス2015年7月)
https://www.asiabiomass.jp/topics/1507_04.html

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