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台湾における洋上風力推進

台湾における洋上風力推進

台湾政府は2015年に再生可能エネルギーの導入計画の見直しを行い、2030年において、再生可能エネルギーによる発電設備容量を17,300MWとした。この目標値は2014年に設定した目標設備容量13,800MWに対して25%増加したもので、種類別では太陽光発電は6,200MWから8,700GW、洋上風力発電は3,000MWから4,000MWにそれぞれ上方修正された。

2016年5月に交代した台湾新政権は、洋上風力発電を重視しており、2016年8月に、経済部は米国のABSG Consulting Inc.注1)、Keystone Engineering注2)、およびPrinciple Power注3)と洋上風力発電計画の認証、浮体式支持構造物の技術導入などに関してMOUを調印した。

一方、日立製作所は台湾の鉄鋼大手である中国鋼鉄と組んで、台風などの暴風時に倒れにくい「ダウンウインド型」による洋上風力発電の受注を目指す。中国鉄鋼が洋上風力の設計・調達・建設を行い、これに日立製作所が5MW級の洋上風力発電機を提供する。台湾では、2030年に1000基以上の風力発電を設置することを目標とする1000風力タービンプロジェクト(Thousand Wind Turbines Project)が進行中である(表1図1参照)。その流れに乗り、日立製作所は発電機の現地生産も含め、台湾で年200〜300億円の売り上げを目標としている。そして台湾で受注実績を重ね、気象条件の近いベトナムなど東南アジアにも展開し、2020年に1千億円の売り上げを目指している。(2016年9月)

 

表1  1000風力タービンプロジェクト

  2013 2015 2020 2025 2030
出力 (MW) 数 (基) 出力 (MW) 出力 (MW) 出力 (MW) 出力 (MW) 数 (基)
陸上 614 311 647 1200 1200 1200 450
洋上 0 0 0 520 3000 4000 800
合計 614 311 647 1720 4200 5200 1250

出典:Thousand Wind Turbines Projectホームページ
http://www.twtpo.org.tw/eng/Home/

 

図1  1000風力タービンプロジェクト
図1  1000風力タービンプロジェクト
Thousand Wind Turbines Projectホームページ
http://www.twtpo.org.tw/eng/Home/

 

注1)
ABSG Consulting Inc.
米国船級協会傘下の自然災害、人的災害のリスクマネージメントコンサルタント会社
注2)
Keystone Engineering
石油・エネルギー業界のエンジニアリング会社
注3)
Principle Power
洋上風力発電用フローティングプラットホームのメーカー

 

参考資料:
• Taiwantodayニュース
http://taiwantoday.tw/ct.asp?xItem=247330&ctNode=2319
• Thousand Wind Turbines Projectホームページ
http://www.twtpo.org.tw/eng/Home/
• 日本経済新聞記事 2016.8.25
• 台湾における洋上風力発電導入推進(トピックス2014年7月)
https://www.asiabiomass.jp/topics/1407_03.html

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