HOME  >   トピックスアーカイブ  >  2015年の世界太陽光発電導入量は日本が2位、累積設備容量でも3位

2015年の世界太陽光発電導入量は日本が2位、累積設備容量でも3位

2015年の世界太陽光発電導入量は日本が2位、累積設備容量でも3位

2015年の太陽光発電導入量は、図1に示すように中国が1位で15.2GW、日本が2位で11GWであった。2015年の世界の導入量は50GWであったので2か国で半分を導入したことになる。

図2に示すように、世界全体の累積設備容量は増え続け、2014年から2015年は年率30%の増加となっている。図3に示す2015年末の国別の累積設備容量では、初めて中国が1位となり、ドイツは2位に後退した。そして日本は2014年と同様に3位であった。

導入量上位の5か国の太陽光発電の発電コスト・買取価格(FIT価格)を表1に示しているが、日本の発電コスト、買取価格は他の国に対し約2倍と非常に高い水準にある。買取価格が高いために国内外の企業にとっては利益を出しやすい状況にあり、フランスの石油大手のトタル社やタイ最大のエネルギー企業であるタイ石油公社などが、日本におけるメガソーラーの事業化を進めている。

一方、太陽光発電の導入が進んでいる中国や日本では、送電線容量による設置制限や、電力の需給関係からの出力制限の問題も生じ始めている。今後、他の再生可能エネルギーとバランスを取りながら太陽光発電の普及を図る政策が求められている。(2016年9月)

 

図1  年別導入設備容量の推移(2015年10位までの国を表示)
図1  年別導入設備容量の推移(2015年10位までの国を表示)
出典:Global status report 2012〜2016を基に作成
http://www.ren21.net/status-of-renewables/global-status-report/

 

表1  太陽光発電の発電コスト・買取価格の国際比較

  資本費
($m/MW)
稼働率 (%) 運転維持費
($/kW/年)
発電コスト
($/MWh)
FIT価格
(¢/kWh)
中国 1.38 16 14 109 7.8-9.7
日本 2.49 14 67 208 22.5
米国 1.69 17 21 107 PRS制度
英国 1.22 10 32 141 16.5
インド 1.03 19 18 96 6.3-10.2

出典:価格算定委員会資料
http://www.meti.go.jp/committee/chotatsu_kakaku/pdf/020_01_00.pdf

 

図2  太陽光発電の世界累積設備容量の推移
図2  太陽光発電の世界累積設備容量の推移
出典:Global status report 2012〜2016を基に作成
http://www.ren21.net/status-of-renewables/global-status-report/

 

図3  2015年末までの国別累積太陽光発電設備容量
図3  2015年末までの国別累積太陽光発電設備容量
出典:Global status report 2016を基に作成
http://www.ren21.net/status-of-renewables/global-status-report/

 

参考資料:
• Global status report 2012〜2016
http://www.ren21.net/status-of-renewables/global-status-report/
• 価格算定委員会資料
http://www.meti.go.jp/committee/chotatsu_kakaku/pdf/020_01_00.pdf
• 日経新聞2016年4月30日記事
• 2014年の太陽光発電新規導入容量は中国が1位、日本が2位(トピックス2015年9月)
https://www.asiabiomass.jp/topics/1509_03.html

その他のトピックス