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電力会社別再生可能エネルギー電源別電力量比の実績

電力会社別再生可能エネルギー電源別電力量比の実績

2016年7月に経済産業省は、電力の小売営業に関する指針を改定し、電力会社を含む小売電気事業者に対して、需要家に販売する電力の電源別電力量比を開示するように求めた。それを受けて、関係各社の電源別電力量比に関する情報が開示された。8電力会社から開示された電源別電力量比(2016年8月時点)を表1図1に示すが、次に挙げる状況が見える。

原子力発電は、九州電力の川内発電所と四国電力の伊方発電所を除き稼働していない状態で、各社とも火力発電の比率が高くなっている。

再生可能エネルギーについては、FIT制度を利用して電力会社が買い取った「FIT電気」と、FIT対象外の大型水力等の「再生可能エネルギー」に区分されている。太陽光発電の適地であり、メガソーラーの導入が進んだ九州電力や中国電力、四国電力の「再生可能エネルギー+FIT電気」の割合が高い。また北海道電力では、「再生可能エネルギー」には他の電力会社の集計と異なり大型水力も含まれている。そして風力発電等の導入が進んでいることが反映されて「再生可能エネルギー+FIT電力」の合計が大きくなっている。今後、この集計が電力の小売営業事業者全体に広がることで、需要家は「再生可能エネルギー+FIT電力」の比率の高い事業者から電力を購入する目安とすることができる。(2016年9月)


表1  2015年度電源別電力量比(単位%)

  北海道電力 東京電力 中部電力 北陸電力 関西電力 中国電力 四国電力 九州電力
石油 27 6 1 7 12 10 17 8
石炭 49 18 24 64 25 56 55 31
LNG等ガス火力 0 66 60 0 45 23 7 32
火力発電(石油、石炭、LNG等ガス火力の合計) 76 90 85 71 82 89 79 71
水力 0 4 6 26 10 2 5 3
再生可能エネルギー 16 3 4 1 2 5 8 6
FIT電力 6 3 4 2 3 5 7 8
再生可能エネルギーとFIT電力の合計 22(注1) 6 8 3 5 10 15 14
原子力 0 0 0 0 1 1未満 0 10
卸電力取引所 2 1 1 0 1 0 1未満 1
その他 0 0 1 0 1 1未満 1未満 1

(注1)ここでいう再生可能エネルギーとは、太陽光・風力・中小水力・バイオマス・地熱の内、FIT電気を除いたもの。北海道電力の分類では3万kW以上の大型水力発電も含んでいる。
(注2)FIT電気とは、再生可能エネルギー(太陽光、風力、中小水力、地熱、バイオマス等)で発電した電力のうち、固定価格買取制度(FIT制度)によって買い取られた電気をいう。
(注3)端数処理の関係で各社の合計が100%にならない場合がある。

 

図1  2015年度電源別電力量比
図1  2015年度電源別電力量比

出典:北海道電力資料
http://www.hepco.co.jp/corporate/company/ele_power.html
東京電力資料
http://www.tepco.co.jp/ep/power_supply/index-j.html
中部電力資料
https://www.chuden.co.jp/corporate/publicity/datalist/juyo/dat_kousei/index.html
北陸電力資料
http://www.rikuden.co.jp/denryokudata/kouseihi.html
関西電力資料
https://kepco.jp/ryokin/power_supply
中国電力資料
http://www.energia.co.jp/elec/free/co2/index.html
四国電力資料
http://www.yonden.co.jp/kouri/supply/pdf/supply_26FY.pdf
九州電力資料
http://www.kyuden.co.jp/var/rev0/0056/1778/data_book_2016_all_b.pdf

 

参考資料:
• 経済産業省資料「電力の小売営業に関する指針」
http://www.meti.go.jp/press/2016/07/20160722002/20160722002.html

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