HOME  >   トピックスアーカイブ  >  インドの太陽光発電の導入目標が5倍に上方修正

インドの太陽光発電の導入目標が5倍に上方修正

インドの太陽光発電の導入目標が5倍に上方修正

インド政府は、2016年3月14日に太陽光発電導入のためのJNNSM(Jawaharlal Nehru National Solar Mission:ジャワハルラル・ネルー・ナショナル・ソーラー・ミッション)の2022年までの累積導入目標を20,000MWから、その5倍の100,000MWに修正し、太陽光発電の導入を促進することを発表した。その内訳は60,000MWが地上設置型であり、40,000MWは屋根設置型である。その達成のために、複数の銀行により、融資が準備されている。

アジア開発銀行(ADB)と米国際開発局(USAID)は、インドの野心的な再生可能エネルギー・インフラ開発計画を共同で支援している。アジア開銀は、インドのグジャラートおよびラジャスタンの2州においてメガソーラー(大規模太陽光発電所)などから構成される「ソーラーパーク」の電力インフラ開発プロジェクトに融資している。資金の使途は、各州における屋根上太陽光発電と、新・再生可能エネルギー省(MNRE)のソーラーパーク・プログラムに基づいて両州で建設されたソーラーパークの送電網への連系工事の支援である。また、米国際開発局は、MNREおよび選ばれた州におけるソーラーパークのための公民連携(PPP)投資モデルの設計や開発を、アジア開銀と協力しつつ支援している。

2016年3月におけるインドの太陽光発電累積導入量は、5,775MWである。上位5位までの州を表1に示すが、この5州の合計で全体の約70%になっている。特にタミール砂漠のある西部のGujarat州とRajasthan州において導入が進んでいる。

新・再生性可能エネルギー省では、目標達成のためにソーラーパークやウルトラ・メガソーラ*1プロジェクトを推進している。また、運河の水面上や堤防への設置プロジェクトも進められている(図1)。(2016年6月)

 

表1  太陽光発電累積設備容量(2016年3月7日現在、上位5州)

順位 累積設備容量(MW)
1 Rajasthan 1264
2 Gujarat 1024
3 Madhya Pradesh 679
4 Tamil Nadu 636
5 Andhra Pradesh 476

出典:Press Information Bureau, Government India
http://pib.nic.in/newsite/pmreleases.aspx?mincode=28から作成

 

図1  運河の水面上や堤防への太陽光発電設置プロジェクト
図1  運河の水面上や堤防への太陽光発電設置プロジェクト
出典:新・再生性可能エネルギー省ホームページ
http://mnre.gov.in/file-manager/UserFiles/MAP-Canal-Top.pdf

 

*1
特に設備容量が大きな太陽光発電設備をソーラーパーク、ウルトラ・メガソーラと呼ぶ

 

参考資料:
• 新・再生性可能エネルギー省ホームページ
http://mnre.gov.in/file-manager/UserFiles/MAP-Canal-Top.pdf
• Press Information Bureau, Government India
http://pib.nic.in/newsite/pmreleases.aspx?mincode=28
• インドの太陽光発電設置状況(トピックス2013年7月)
https://www.asiabiomass.jp/topics/1307_04.html

その他のトピックス