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国際協力によるアジア電力網の構築

国際協力によるアジア電力網の構築

2015年の世界の再生可能エネルギー分野への投資先は、中国、インドなどで太陽光、風力発電の投資が広がり、2015年の投資額ではアジアが世界の56%を占めており、インドでの普及展開に注目される。

日インド両政府は、平成28年1月12日付けで「第8回日印エネルギー対話」を開催し、日印間のエネルギー分野の包括的な協力を深化させることに合意した。再生可能エネルギーの大規模導入の伴い必要となる系統安定化対策のため、「日印エネルギー貯蔵タスクフォース」を立ち上げる。

民間企業でも、日本のソフトバンクグループは、2015年6月にインドで再生可能エネルギー供給を促進する合弁会社SBG Cleantech Limited設立した。また同年12月には、インド政府による出力350MWの太陽光発電プロジェクトを落札している。さらに、ソフトバンクグループは中国国家電網、韓国KEPCO、ロシアROSSETIと覚書を締結して、日本やモンゴル、インド、中国、東南アジアなどの電力系統網を海底ケーブルなどでつなぎ、国境を越えて広域連系する「アジアスーパーグリッド構想」を発表した。モンゴルやインドなどで開発した風力や太陽光発電の電力をアジア各国で利用することも想定している。

このように、インドの再生可能エネルギー開発はインド国内だけではなく、国際協力による広域連系する「アジアスーパーグリッド構想」にもつながっている。(2016年6月)

 

表1  「アジアスーパーグリッド構想」に含まれる代表的国と都市

地域 代表的国 代表的都市 現在の電力料金(US$/kWh)
東アジア モンゴル ウランバートル 0.06
ロシア ウラジオストック 0.09
中国 北京 0.13
成都 0.09
上海 0.15
香港 0.25
韓国 ソウル 0.08
日本 0.25
東南アジア フィリピン マニラ 0.22
タイ バンコク 0.12
マレーシア クアラルンプール 0.16
シンガポール 0.19
南アジア インド ニューデリー 0.14
バングラデシュ ダッカ 0.13

出典:ソフトバンク プレスリリースを元に作成
http://www.softbank.jp/corp/news/press/sb/2016/20160330_01/

 

参考資料:
• 世界の2015年の再生可能エネルギー投資額(トピックス2016年5月)
https://www.asiabiomass.jp/topics/1605_02.html
• ソフトバンク「国家電網公司、韓国電力公社、ROSSETIとの電力網の国際連系推進のための調査・企画に関する覚書の締結について」
http://www.softbank.jp/corp/news/press/sb/2016/20160330_01/
• 日インド両政府は、「第8回日印エネルギー対話」
http://www.meti.go.jp/press/2015/01/20160112005/20160112005.html

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