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マレーシアとミャンマーで初のごみ焼却発電を日本企業が受注

マレーシアとミャンマーで初のごみ焼却発電を日本企業が受注

マレーシアやミャンマーでは、一般廃棄物は最終処分場でそのまま埋め立てられているため、環境汚染が進んでおり、経済発展に伴って増加する廃棄物を適正に処理することが課題になっている。一方で人口の増加、都市の拡大により電力不足も深刻な問題となっている。この両方を解決する方法としてごみ焼却発電を導入することが考えられている。

このような中、日立造船㈱は、2015年11月12日にマレーシアで初のごみ焼却発電を受注し、同11月26日にはJFEエンジニアリング㈱が、ミャンマー初となるごみ焼却発電を受注した。

日立造船㈱が受注した事業は、クアラルンプールの南に位置するヌグリ・スンビラン州ポート・ディクソン市タナ・メラ地区において、ローカルパートナーのKNM Process Systems Sdn Bhdとコンソーシアムを組成し、Cypark社注)からごみ焼却発電プラントの建設・運転を請け負う。ゴミの処理量は600t/日で発電設備容量は18,000kWである。

また、JFEエンジニアリング㈱が受注したヤンゴン市内北部シュエピーター地区のごみ焼却発電設備は、ヤンゴン市からゴミの処理量は60t/日、発電設備容量は700kWである。この事業はごみ焼却発電プロジェクトとして二国間クレジット制度(JCM)を適用する最初の案件であり、同時にミャンマー国初のJCMを利用したプロジェクトでもある。

日本国内の豊富なごみ焼却発電の実績を基に、東南アジア諸国の環境問題と電力問題の解決のために、日本企業の貢献が期待される。(2016年2月)


表1  ごみ焼却発電設備の概要

地域 契約者 日本企業 ごみ処理量 発電量 完成
マレーシア
ヌグリ・スンビラン州ポート・ディクソン市ナ・メラ地区
Cypark社 日立造船(株) 600t/日 18,000kW 2018年1月
ヤンゴン市内北部シュエピーター地区 ヤンゴン市 JFEエンジニアリング(株) 60t/日 700kW 2017年

出典:日立造船㈱およびJFEエンジニアリング㈱のプレスリリースを基に作成
http://www.hitachizosen.co.jp/news/2015/11/001927.html
http://www.jfe-eng.co.jp/news/2015/20151112075141.html

 

図1  ごみ焼却発電設備の設置地域
図1  ごみ焼却発電設備の設置地域

 

注)
Cypark社(Cypark Sdn. Bhd.)はマレーシアで廃棄物処理や再生可能エネルギー等の環境事業を行っている企業

 

参考資料:
• 日立造船㈱プレスリリース
http://www.hitachizosen.co.jp/news/2015/11/001927.html
• JFEエンジニアリング㈱プレスリリース
http://www.jfe-eng.co.jp/news/2015/20151112075141.html
• 地球温暖化対策シンポジウム2015資料
http://gec.jp/jcm/jp/news/gwsympo2015/2-3_JFEE.pdf
• マレーシア・廃棄物発電・熱供給事業に 関する事業化調査報告書
https://www.jetro.go.jp/ext_images/jetro/activities/contribution/oda/model_study/infra_system/pdf/h23_result07.pdf

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