HOME  >   トピックスアーカイブ  >  スリランカの風力発電

スリランカの風力発電

スリランカの風力発電

スリランカでは経済成長に伴って電力需要が増大し、石油輸入が増加することの対策として、再生可能エネルギー導入が推進されている。2015年7月にセイロン電気委員会(Ceyron Electricity Board :CEB)が発表した長期電力拡大計画2015−2034では、再生可能エネルギーによる発電設備容量を、2034年には現状の4倍以上にする目標が示されている。2014年末には、全発電容量3.9GWの11%に当たる442MWが再生可能エネルギーからの電力であったが、2020年には972MWに拡大し、全発電容量4.8GWの20%を超える計画としている。計画の最終年に当たる2034年には、小水力発電673MW、風力発電719MW、バイオマス発電279MWおよび太陽光発電は226MWとし、再生可能エネルギーの合計を1,897MWとするとしている(図1)。

風力発電のポテンシャルは、図2に示すように20,740MWであり、2034年には風力発電が再生可能エネルギーの中で最も導入量が多くなる計画となっている。風力発電は北西州の半島部での導入が進んでおり、北部州のMannarでは、2018年から2025年に375MWの風力発電が設置される予定である。この他、北部州の西北沿岸地域、中部州の高原地帯、サバラガムワ州、ウバ州の風力発電のポテンシャルが高く今後の風力開発が期待される。(2016年1月)

 

図1  再生可能エネルギー発電導入計画
図1  再生可能エネルギー発電導入計画
出典:Long Term Generation Expantion Plan 2015-2034
http://pucsl.gov.lk/sinhala/wp-content/uploads/2015/09/Long-Term-Generation-Plan-2015-2034-PUCSL.pdf

 

図2  スリランカの風力発電ポテンシャル
図2  スリランカの風力発電ポテンシャル
出典:Nerl Wind Energy Resource Atlas of Sri Lanka and the Maldives
http://www.nrel.gov/wind/pdfs/34518.pdf
ウインドパワーネットHP
http://www.thewindpower.net/windfarms_list_en.php?country=85
を基に作成

 

表1  稼働中のウインドファーム例

  名称 事業者 設備容量 稼働状況
1 Mampuri Wind Farms Senok 8×1.25MW
10×2.1MW
2010.3稼働
2 Uppudaluwa Wind Farm WindForce (Pvt) Ltd 10.5MW 2011.6稼働
3 Nirmalapura Wind Farm WindForce (Pvt) Ltd 7 × 1.5MW 2011.10稼働
4 Madurankuliya Wind Farm WindForce (Pvt) Ltd 8 × 1.5MW 2012.3稼働
5 Pollupalai and Vallimunai Wind Farms WindForce (Pvt) Ltd 16 × 1.5MW 2014.12稼働

出典:ウインドパワーネットHP
http://www.thewindpower.net/windfarms_list_en.php?country=85

 

参考資料:
• Long Term Generation Expantion Plan 2015-2034
http://pucsl.gov.lk/sinhala/wp-content/uploads/2015/09/Long-Term-Generation-Plan-2015-2034-PUCSL.pdf
• Sri Lanka Sustainable Energy Authority
http://www.energy.gov.lk/sub_pgs/energy_renewable_wind_potential.html
• ウインドパワーネットHP
http://www.thewindpower.net/windfarms_list_en.php?country=85

その他のトピックス