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ラオスにおける地方電化の推進

ラオスにおける地方電化の推進

ラオスでは、GDP成長率は7〜8%で推移しており経済発展が進んでいるが、地方では電気の恩恵を受けていない地域が多く、電化率は70%台にとどまっている。エネルギー・鉱山省は2010年からPower to the poor プログラムを全国的に展開し、2020年までに電化率を90%にする事業を行っている。このプログラムでは送電線が近くまで来ているが、系統接続の費用が負担できず電気が使えない家庭に、資金を貸して系統に接続し電化を推進しているものである。

一方、送電線が近くにない場合には、地方電化基金(Rural Electrification fund: REF)が利用できるほか、輸入機器の購入、建設、運営に対しては税制優遇措置が用意されている。電力系統に接続しないオフグリッドでの電化は、ソーラーホームシステム(20〜30W)、太陽電池ミニグリッド等が利用されている。図1に示すように最大で日本の2倍に近い恵まれた日射条件を活かして、年間16,000件を超える地方での太陽光発電の導入が進んでいる(図2)。

このような推進策を受けて、ラオスのSunlabob社は500以上の村に対し、10,000件の太陽光発電を設置してきた。Sunlabob社では自国における経験を活かして、ミャンマーの11地方にマイクログリッドを導入する契約を、2015年10月にミャンマー畜水産・地方開発省と結んだことを発表した。導入に必要な資金は、一般社団法人日本国際協力システムが提供する予定で、多国間の協力を利用した非電化地域対策事業の好例となっている。(2016年1月)

 

図1  太陽光発電ポテンシャル
図1  太陽光発電ポテンシャル
出典:Solar GIS  Free download of Solar Radiation Maps
http://solargis.info/doc/_pics/freemaps/1000px/ghi/SolarGIS-Solar-map-Laos-en.png

 

図2  地方電化用太陽光発電導入件数の推移
図2  地方電化用太陽光発電導入件数の推移
出典:SE4ALL Consultation WorkShop 2015資料

 

参考資料:
• JETROラオス概況
https://www.jetro.go.jp/ext_images/world/asia/la/data/overview20150310.pdf
• Solar GIS  Free download of Solar Radiation Maps
http://solargis.info/doc/_pics/freemaps/1000px/ghi/SolarGIS-Solar-map-Laos-en.png
• SE4ALL Consultation WorkShop 2015資料
• Sunlabob ホームページ
http://www.sunlabob.com/news-2015/sunlabob-renewable-energy-secures-contract-to-build-11-solar-village-micro-grids-in-rural-myanmar.html

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