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木質ペレットの生産量と輸入量

木質ペレットの生産量と輸入量

木質ペレットとは、木材加工時に発生するおが粉等を圧縮成形した木質燃料である。形状が一定で取り扱いやすい、エネルギー密度が高い、含水率が低く燃焼しやすい、運搬及び貯蔵が容易などの多くの利点を持っている。近年、公共施設や一般家庭、農業用ハウスで木質ペレットを使用するボイラやストーブの導入が進み、木質ペレットの生産量も増加した。それに加えて2012年のFIT導入後、木質ペレットが発電にも用いられ始め木質ペレットの需要が増えている。

2013年の木質ペレットの国内生産量は10.4万トン(図1)で、輸入量は8.4万トン(図2)であったが、輸入ペレットは2015年9月には13万トンを超え、急激に増加している。図3に生産施設数の推移を示すが、国内の木質ペレット工場の生産規模は年間100トン〜1,000トン程度の小規模工場が多いが、海外では年間数万トン程度の大工場で生産されており、高い競争力を持っている。国内の木質ペレットの販売価格はボイラ燃料向けで23,000〜39,000円/トン(2009年下期:NEDO再生可能エネルギー技術白書)に対し、21,500〜26,700円/トン(2012 〜2015年上期:輸入価格は貿易統計)(図4)であり、国産ペレットより安価である。そのため木質ペレットを大量に使用する発電所では、海外産ペレットに対する需要が大きい。(2015年12月)

 

図1  木質ペレットの国内生産量の推移
図1  木質ペレットの国内生産量の推移
出典:特用林産物生産統計

図2  木質ペレットの輸入量の推移
図2  木質ペレットの輸入量の推移
財務省 貿易統計を基に作成

図3  木質ペレットの生産施設数の推移
図3  木質ペレットの生産施設数の推移
出典:特用林産物生産統計

図4  木質ペレットの平均輸入価格の推移(CIF:運賃、保険料込の価格)
図4  木質ペレットの平均輸入価格の推移
(CIF:運賃、保険料込の価格)
出典:財務省 貿易統計を基に作成

 

参考資料:
• 平成25年度 森林・林業白書
http://www.rinya.maff.go.jp/j/kikaku/hakusyo/25hakusyo/pdf/20hon5-3.pdf
• 特用林産物生産統計
http://www.maff.go.jp/j/tokei/kouhyou/tokuyo_rinsan/
• 財務省 貿易統計
http://www.customs.go.jp/toukei/info/index.htm
• NEDO再生可能エネルギー技術白書(第2版)
• 木質ペレットの輸入量(2010年2月トピックス)
http://www.asiabiomass.jp/topics/1002_02.html

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