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ベトナムで大型太陽光発電の設置スタート

ベトナムで大型太陽光発電の設置スタート

ベトナムは太陽エネルギーに恵まれており、太陽光発電が世界でいち早く導入されたスペインやイタリアに匹敵する日射量がある。スペインエネルギー環境技術研究センター(CIEMAT)を始めとするスペインの研究機関とベトナム商工省により、2015年に図1に示す日射量マップが作成された。

豊富な日射量を持つベトナムではあるが、2014年の時点で太陽光発電の導入量は45MWに留まっている。このうち80%が系統電力とは独立したオフグリッドで、20%が系統電力に接続されたオングリッドで使用されている。オフグリッドの太陽光発電は、1W程度のピコ太陽電池、1kW程度の家庭用システム、それより大きい学校、病院用の電源やディーゼル発電と風力発電と組み合わせた地域電力供給として使用されている。一方、オングリッドタイプは住宅の屋根に配置された1〜50kWのユニットや、商業施設や工場の屋根に設置された40kW以上のユニットと地上設置のユニットがあり、実証事業として導入されている。

新しい動きとして、2015年9月1日にThien Tan社1) が、Quang Ngai省の郊外環境地区にベトナムで初めてのオングリッドのメガソーラー太陽光発電所の建設を開始した。19.2MWの設備容量を持ち2016年6月に系統に接続される予定である。投資額は4千万USDであるが、世界的な太陽光発電の普及による太陽光パネルの値下がりで、事業性が見込まれるとしている。Then Tan社はNinh Thuan省への設置も計画しており、この成功をきっかけに太陽光に恵まれたベトナムでの太陽光発電の普及が期待される。(2015年11月)

 

図1  ベトナムの全天日射量
図1  ベトナムの全天日射量
出典:Maps of solar resource and potential in Vietnamに追記

 

1)
Thien Tan社:ベトナムの建設、水力発電を行う企業

 

参考資料:
• Quang Ngai県ホームページ
http://ubnd.quangngai.gov.vn/quangngai/english/news/2015/94870/
• Seenews renewableホームページ
http://renewables.seenews.com/news/thien-tan-starts-building-19-mw-solar-park-in-vietnam-490914
• Maps of solar resource and potential inVietnam

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