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ミャンマーの風力発電の現状

ミャンマーの風力発電の現状

ミャンマーの発電設備は図1に示すように水力発電が約66%、天然ガス火力発電が約29%となっている。主力の水力発電は雨季に比べ、乾季は発電量が減少してしまうため、今後の経済成長に伴う電力需要を満たすためには、水力以外の再生可能エネルギーによる発電も必要とされている。

1997年に日本のNEDOがミャンマーの風力発電のポテンシャル調査を行った結果、利用可能量は365.1TWh/年で、ベンガル湾とアンダマン海に沿った2,832kmの海岸線地帯が風力発電に適しているとしている。2003年にはNEDOプログラムでミャンマー初のハイブリッド発電として、日本の富士重工業㈱が開発した40kW風力発電システムが、ミャンマー東海岸に面したチャウンター(Chaung Thar)村に導入された実績がある。

2014年にはミャンマー電力省と、タイのGunkul Engineering Public 社、中国のChina Three Gorges 社との間で大型風力発電プロジェクトに関するMOUが結ばれた。それを受けて、図2に示す18地点に対して事業性評価が開始された。また、2015年6月には、ミャンマーの電源開発事業者Zeya & Associates と、デンマークの風力発電装置メーカVestas社が、モン州で30MWの風力発電所を建設することで合意している。ミャンマーの電力増強計画に対し、世界銀行は400万ドルを供与する準備があるとしており、ミャンマーにおいて大型発電建設が始まる機運が高まっている。(2015年9月)

 

図1  ミャンマーの発電設備容量(2013年度)
図1  ミャンマーの発電設備容量(2013年度)
出展:Workshop on “Sustainable Hydropower Development and Regional Cooperation”資料を基に作成
http://www.ifc.org/wps/wcm/connect/46f9da00471bab5caff4ef57143498e5/1.4.Min+Khang.pdf?MOD=AJPERES

 

図2  風力発電事業性評価対象地点(風力発電候補サイト)
図2  風力発電事業性評価対象地点(風力発電候補サイト)
出典:ミャンマー電力省資料を基に作成

 

参考資料:
• Workshop on “Sustainable Hydropower Development and Regional Cooperation”資料
http://www.ifc.org/wps/wcm/connect/46f9da00471bab5caff4ef57143498e5/1.4.Min+Khang.pdf?MOD=AJPERES
• NEDO資料
http://www.nedo.go.jp/content/100097728.pdf
• 太陽光発電システム等国際共同実証開発事業」中期目標期間に係る事業評価書
http://www.nedo.go.jp/activities/AT1_00305.html
• 太陽光発電システム等国際共同実証開発事業
• ミャンマー電力省資料
• NNA.ASIAニュース
http://nna.jp/free/news/20140919mmk008A.html
• ミャンマー・デンマーク大使館HP
http://myanmar.um.dk/en/news/newsdisplaypage/?newsid=30477ce0-5665-479a-bc37-be2e07da209d

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