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山口県で世界初の竹専焼バイオマス発電建設へ

山口県で世界初の竹専焼バイオマス発電建設へ

竹は地下茎の随所から新しい筍が発生し、1年間に10〜20m成長するので、定期的な伐採を行なう必要があることに加えて、近年は竹材の需要がプラスチック利用、輸入材の増加で減少している。このために、放置された竹林周辺のスギやヒノキ林に竹が侵入するという問題も発生している。図1に示すように竹林の面積は1981年から増加傾向にあり、余剰な竹の有効利用としてバイオマス燃料としての利用が考えられている。

2015年7月に、徳島県阿南市の藤崎電機㈱は、バイオマス発電製造販売に経験を持つドイツのランビォン・エネルギーソリューションズ社との共同開発による、世界初の竹だけを燃料とする竹専燃バイオマス発電所(約2MW)を、山口県山陽小野田市に建設すると発表した。これまでは竹を燃やすとカリウムが溶け出してボイラを痛めるなどの問題があったが、両社が共同で竹を専門に燃焼することの出来る発電装置を開発したものである。

発電所は2016年1月着工、2017年1月に稼動予定で、間伐材を使用した2MW未満のバイオマス発電の条件が適用され、40円/kWh の固定価格で買い取られる。藤崎電機㈱では、これに引き続き徳島県阿南市に第2号の竹専燃発電所を計画しており、これらの実績を基に、日本全国のみならず海外にも事業展開することを目指している。(2015年9月)

 

図1  竹林面積の推移
図1  竹林面積の推移
出典:林野庁資料
http://www.rinya.maff.go.jp/j/tokuyou/tokusan/megurujoukyou/pdf/4take.pdf

 

参考資料:
• 藤崎電機プレスリリース
http://www.fujisakikk.co.jp/app/wp-content/uploads/2015/07/65fda4f708acd05244b5a7bc058fcdfe.pdf
• 日経新聞
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO89668940T20C15A7LC0000/
• Lambion社HP
http://www.lambion.de/

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