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平成26年度エネルギー白書

平成26年度エネルギー白書

経済産業省は2015年7月14日、「平成26年度エネルギーに関する年次報告(エネルギー白書)」を発表した。本年のエネルギー白書では、米国の「シェール革命」で大きく変化する世界のエネルギー安全保障環境について、エネルギー安全保障の定量評価指標(表1参照)を用いて、 直近と2000年代(「エネ白2010」における)の数値との比較を行うことで、各国のエネルギー安全保障がどのように変化しているかを分析している。

 

 

 

 

表1  エネルギー安全保障の定量評価指標

項目 評価内容
(1)国産・準国産エネルギー資源の開発・利用 一次エネルギー自給率
(2)エネルギー輸入先多様化 各資源(原油・天然ガス・石炭)の輸入相手国の分散度
(3)資源の輸送リスク管理 チョークポイントリスクの低減
(4)エネルギー源多様化 一次エネルギー供給源の分散度
発電電力量構成の分散度
(5)国内リスク管理 電力供給信頼度(停電時間
(6)需要抑制 エネルギー消費のGDP原単位
(7)供給途絶への対応 石油備蓄日数

※チョークポイント(choke point):ホルムズ、マラッカ等、物資輸送に広く利用される狭い海峡

 

各項目の下線部分につき、相対評価を踏まえて点数化して、各国との定量評価を比較している(図1)。

これによると、

  • 2000年代と直近の値の最高点はともに英国だが、「シェール革命」による一次エネルギー自給率の増加等により、米国が評点を最も改善した。
  • 日本は最も評価を下げ、対象国の中で最低点となった。

白書では、省エネ対策の強化、燃料対策、地産地消型など再生可能エネルギーの推進等対策に2014年度の補正予算として3,601億円を計上したこと。さらに再生可能エネルギーの導入促進のための特徴的な取り組みとして、森林間伐材を木質バイオマス燃料とする地域循環型システムの構築や、地熱発電の発電後の熱水を地域に供給することで、農産事業、道路の融雪事業などの地方創生に役立てる地産地消型の施策が紹介されている。(2015年8月)

 

図1  各国の定量評価の全項目平均
図1  各国の定量評価の全項目平均
(出典:http://www.meti.go.jp/press/2015/07/20150714001/20150714001-1.pdf
※最高評価を10点とし、点数が高いほど(中心点から遠いほど)評価が良い

 

参考資料:
• 「平成26年度エネルギーに関する年次報告(エネルギー白書)」が閣議決定されました
http://www.meti.go.jp/press/2015/07/20150714001/20150714001.html

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