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カンボジアにおけるバイオエタノールの生産の可能性

カンボジアにおけるバイオエタノールの生産の可能性

カンボジアにおいてキャッサバは米についで農産物生産の第2位であり、キャッサバを原料としたバイオエタノール製造の事業化調査が、出光興産㈱により行われている。出光興産㈱は2012年にカンボジア農林水産省およびCMAC(Cambodia Mine Action Center)とバイオエタノール燃料開発に関するMOUを交わした。これは2020年代初頭に年産20万㎘のエタノールの製造、販売を計画しているもので、2015年6月に第一段階の調査結果が報告された。

カンボジアのキャッサバ生産は、図1に示すように、Battambang州、Kampong Cham州、Pailin州およびBentey Meanchey州で盛んであり、この調査対象のBattambang州では、2013年の200万トンが2014年には約400万トン(キャッサバ畑97,000ヘクタールに相当)に倍増した。現時点で出光興産㈱は100ヘクタール分を契約したところであるが、2020年初頭までに、工場の原料として必要な15,000ヘクタールのキャッサバ畑と契約を進めれば、事業化できる見通しである。今後行われる第2段階の調査では、工場の建設地、工場の建設を含めた事業性評価が行われる予定である。工場ができれば、タイへの輸出を行なっている地元農家は、タイのキャッサバ市場に左右されず、安定した収入が期待できる。(2015年8月)

 

図1  キャッサバ生産上位4州(2008年)
図1  キャッサバ生産上位4州(2008年)
出典:http://tpd.gov.kh/vciu/index.php/cassava-domestic-supply-capacity/cassava-production-in-provinces
から作成

 

参考資料:
• プノンペンポスト
http://www.phnompenhpost.com/business/cassava-run-biomass-plant-closer-fruition
• 出光興産(株)プレスリリース
http://www.idemitsu.co.jp/company/news/2012/121210.html
• FAO統計
http://faostat.fao.org/DesktopDefault.aspx?PageID=339&lang=en&country=115
• Trade Promotion Department ホームページ
http://tpd.gov.kh/vciu/index.php/cassava-domestic-supply-capacity/cassava-production-in-provinces
• カンボジアの再生可能エネルギー利用(トピックス2013年12月)
http://www.asiabiomass.jp/topics/1312_02.html

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