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マレーシアにおける太陽光発電導入状況

マレーシアにおける太陽光発電導入状況

マレーシアでは2011年4月に再生可能エネルギー法が制定され、再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT制度)が導入されると共に、2015年までに985MWの再生可能エネルギーを導入することが目標として設定された。2014年までの導入状況は286.0MW(図1)で、その中でもFIT買取価格が高く設定されている太陽光発電が高い伸び率を示している。再生可能エネルギーの買い取り価格を設備容量1MW程度で比べると、太陽光発電の固定買取価格は0.5472マレーシアリンギット/kWhであるが、その他の再生可能エネルギーは0.2400〜0.4500マレーシアリンギット/kWhと低い価格が設定されている(表12)。

太陽光発電への追い風を受けてメガソーラーの建設が進められている。日本の(株)イーアスタジアグループと、マレーシアのVsolar社が共同で2015年夏から、総出力100MWの大規模な発電所の建設を開始する予定である。このプロジェクトはVsolarが事業主、イーアスタジアグループがEPC(設計・調達・建設)を受け持ち、工事には米国のAlionEnergy社の開発した太陽光発電設置ロボットを使用する予定という。この太陽光発電設置ロボットは1台と5名の作業員で1日当たり500kWを設置する能力を持っており、建設期間の大幅な短縮ができるとしている。(2015年7月)

 

図1  再生可能エネルギー発電設備容量(累積)
図1  再生可能エネルギー発電設備容量(累積)
出典:SEDA  HPから作成
http://seda.gov.my/?omaneg=00010100000001010101000100001000000000000000000000&s=539

 

表1  太陽光発電固定買取価格(買取期間21年間、単位マレーシア・リンギット/kWh)

太陽光発電(個人) 太陽光発電(自治体) 太陽光発電(非個人)
設備容量 買取価格 設備容量 買取価格 設備容量 買取価格
4kW以下 0.9166 4kW以下 0.9166 4kW以下 0.9166
4kWより大きく12kW以下 0.8942 4kWより大きく24kW以下 0.8942 4kWより大きく24kW以下 0.8942
    24kWより大きく72kW以下 0.7222 24kWより大きく72kW以下 0.7222
        72kWより大きく1MW以下 0.6977
        1MWより大きく10MW以下 0.5472
        10MWより大きく30MW以下 0.4896

注:1マレーシア・リンギット=約33.7円
出典:SEDA HP FIT Dashboard
http://seda.gov.my/

 

表2  再生可能エネルギー発電固定買取価格(単位マレーシア・リンギット/kWh)

バイオガス発電
買取期間 16年
バイオマス発電
買取期間 16年
小水力発電
買取期間 21年
地熱発電
買取期間 21年
設備容量 買取価格 設備容量 買取価格 設備容量 買取価格 設備容量 買取価格
4MW以下 0.3184            
4MWより大きく、10MW以下 0.2985 10MW以下 0.3085 10MW以下 0.2400    
10MWより大きく、30MW以下 0.2786 10MWより大きく、20MW以下 0.2886 10MWより大きく、30MW以下 0.2300    
20MWより大きく、30MW以下 0.2687 30MW以下 0.4500

出典:SEDA HP FIT Dashboard
http://seda.gov.my/

 

参考資料:
• (株)イースタジアグループ プレスリリース
http://www.eastasiagroup.jp/_src/sc1534/8e968bc692f18cg8d8788d392f78c8bir81ieag81ccvsolar81j.pdf
http://www.eastasiagroup.jp/_src/sc1539/8e968bc692f18cg8d8788d392f78c8bir81ieag81ccalion81j8fc90b38ce3.pdf
• Alion Energy HP
http://www.alionenergy.com/services/optimized-installations/
• SEDA HP 
http://seda.gov.my/

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