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オーストラリアの風力発電の導入状況

オーストラリアの風力発電の導入状況

オーストラリアでは全電力の15.3%は再生可能エネルギーから発電されている(2014年度)(図1)。この中で、水力発電が7.5%(19TWh)で最も多く、次が風力発電の6.3%(16TWh)である。2014年11月に連邦政府により公表された2050年度までのエネルギー見通し(Australian Energy Projections to 2050)では、2034年度の連邦の全電力の20%を再生可能エネルギー電力とすることが示された。図2に示す2034年度の電源別発電量では、再生可能エネルギー電力は20%となり、図1の2014年度に対し風力発電が10.2%(32TWh)と増加するのに対し、水力発電は、19TWhのままで6%と割合は減少する。地熱発電は1.3%で4TWh導入される予定である。オーストラリアでは、再生可能エネルギー電力の導入は風力発電を中心に進められる。

風力発電は2007年以降順調に導入が進んでおり(図3)、特に南部の南オーストラリア州とビクトリア州および西オーストラリア州が風力エネルギー資源に恵まれておりオーストラリアの風力導入をリードしている(図4)(図5)。(2015年5月)

 

注1:
図1の再生可能エネルギーの合計は四捨五入の関係で、本文の15.3%と異なる。
注2:
オーストラリアの会計年度は7月1日から6月30日までである。したがって本文中の2014年度とは、2014年7月から2015年6月までを示している。

 

図1  2014年度の発電電力量の見込み
図1  2014年度の発電電力量の見込み
出典:Australian Energy Projections to 2050

図2  2034年度の発電電力量の見込み
図2  2034年度の発電電力量の見込み
出典:Australian Energy Projections to 2050

 

図3 オーストラリアの風力発電導入量の推移
図3  オーストラリアの風力発電導入量の推移
出典:Global Wind Energy Council レポートを基に作成
http://www.gwec.net/publications/global-wind-report-2/

 

図4  地域別風力発電累積設備容量(2013年)
図4  地域別風力発電累積設備容量(2013年)
出典:Clean Energy Australia Report 2013

 

図5  風速マップ(地上80m、推計値)
図5  風速マップ(地上80m、推計値)
南オーストラリア州政府HP
http://www.renewablessa.sa.gov.au/investor-information/resources

 

参考資料:
• Australian Energy Projections to 2050
http://www.industry.gov.au/industry/Office-of-the-Chief-Economist/Publications/Documents/aep/aep-2014-v2.pdf
• Global Wind Energy Council
http://www.gwec.net/publications/global-wind-report-2/
• Clean Energy Australia Report 2013
https://www.cleanenergycouncil.org.au/policy-advocacy/reports/clean-energy-australia-report.html
• 南オーストラリア州政府HP
http://www.renewablessa.sa.gov.au/investor-information/resources

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