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都市油田発掘プロジェクト

都市油田発掘プロジェクト

紙ごみと生ごみを原料として、バイオエタノールおよびメタンガスを発生する「都市油田」発掘プロジェクトが京都市、熊本大学、日立造船㈱により2011年から行なわれている。2015年1月に京都市西京区に実証プラントを完成し、実証試験を開始した。このプロジェクトでは、新たに熊本大学で開発されたゴミの中の細菌に負けないで、紙ゴミのエタノール発酵が可能な酵母を用いている。

京都市は市内に存在するバイオマスの利用の度合いを示す「バイオマスの総利用率」を,2011年度の39%から2020年度には55%まで高めることを目標とした、バイオマス活用推進計画を実施中で、このプロジェクトはその一環である。

実証プラントでは、京都市内の家庭から回収する紙ごみと、生ごみ等のバイオマスからバイオエタノールを製造し、さらに発酵残渣からメタンガスを製造する。バイオエタノールの蒸留やメタン発酵のプロセスに必要な熱源は、ごみ焼却発電における排熱を利用し、エネルギーの総合的な有効活用を行う。このような紙ごみと生ごみからエタノールを製造するプラントは世界初であり、今後の環境・エネルギー分野への貢献が期待される。(2015年5月)

 

図1 エタノール製造フロー
図1  エタノール製造フロー
第25回廃棄物資源循環学会研究発表会資料を基に作成
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsmcwm/25/0/25_295/_pdf

 

参考資料:
• 日立造船プレスリリース
http://www.hitachizosen.co.jp/news/2015/01/001530.html
• 京都市バイオマス活用推進計画 HP
http://www.city.kyoto.lg.jp/kankyo/page/0000099835.html
• 産経ニュース
http://www.sankei.com/region/news/150203/rgn1502030009-n1.html
• 京都市が生ごみと紙ごみからエタノールに変換する事業を開始(トピックス2011年10月)
http://www.asiabiomass.jp/topics/1110_02.html
• 第25回廃棄物資源循環学会研究発表会資料
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsmcwm/25/0/25_295/_pdf

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