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国定公園内の大規模地熱発電所建設決定(日本)

国定公園内の大規模地熱発電所建設決定(日本)

秋田県の栗駒国定公園内で計画されていた山葵沢(わさびざわ)地熱発電所が、JOGMEC(独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構)の債務保証対象事業に採択され、2015年4月から建設工事が開始される。この地熱発電所は、出力42MWのダブルフラッシュ方式を採用し、国内の大型地熱発電所としては、1996年の滝上地熱発電所(大分県)の運開以来19年ぶり、1999年の10MW以上の地熱発電所に対する環境影響評価法の施行以来、初めての大規模地熱発電所になる。環境影響評価については、最初の環境影響評価方法書の届け出から3年後の2014年10月にすべての評価が終了した。

運転開始は2019年5月と予定されており、事業主体は、電源開発㈱、三菱マテリアル㈱および三菱瓦斯化学㈱の出資による湯沢地熱発電㈱である。

表1に日本の10MW以上の地熱発電所の認可出力ランキングを示す。山葵沢地熱発電所が完成すれば、国内3番目の出力になる。

また、地熱発電は再生可能エネルギーの中では、天候に左右されずに、年間を通じて安定した 電気を供給することが可能な電源であるため、設備利用率は約70%と高い。この値は風力発電の約20%、太陽光発電の約12%に比べて大きく、今後の普及が期待される。(2015年3月)


表1  日本の10MW以上の地熱発電所の認可出力ランキング

順位 発電所名 所在地 認可出力(MW) 運転開始年
1 柳津西山 福島県 65 1995
2 八丁原(1号機) 大分県 50 1977
2 八丁原(2号機) 大分県 50 1990
2 北海道 50 1982
2 澄川 秋田県 50 1995
2 葛根田(1号機) 岩手県 50 1978
3 山葵沢(わさびざわ) 秋田県 42 2015予定
4 葛根田(2号機) 岩手県 30 1996
4 大霧 鹿児島県 30 1996
4 山川 鹿児島県 30 1995
5 上の岱 秋田県 28.8 1994
6 滝上 大分県 25 1996
7 松川 岩手県 23.5 1966
8 鬼首 宮城県 12.5 1975
8 大岳 大分県 12.5 1967

 

参考資料:
• JOGMECニュースリリース
http://www.jogmec.go.jp/news/release/news_01_000071.html
• 資源エネルギー庁ホームページ
http://www.enecho.meti.go.jp/category/resources_and_fuel/geothermal/now/pdf/chinetsu_list.pdf
• 地熱開発の推進体制スタート(日本)(トピックス2014年1月)
http://www.asiabiomass.jp/topics/1401_03.html
• 日本で地熱発電の導入機運 高まる(トピックス2012年9月)
http://www.asiabiomass.jp/topics/1209_04.html

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