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ネパールのメガソーラーに世界銀行が融資

ネパールのメガソーラーに世界銀行が融資

ネパールでは増加する電力需要(図1参照)に発電設備の増設が間に合わず、電化率が55%に留まり、特に冬季には1日に18時間停電する状況である。この国には、天然ガスや石炭の資源はなく、豊富な水力発電の資源もまだ活用されていない。このため水力発電を入れても再生可能エネルギーの最終消費エネルギーに占める割合は1.22%に過ぎない状況である(図2参照)。エネルギー消費の71.5%を占めるのが薪であり、これは産業別消費エネルギーを見た場合、住宅部門が80.4%で最大であり、工業部門が7.9%であることが影響している。

ネパールは標高が高く、また年に約300日の日照があることから、平均日射量が3.6-6.2 kWh/m2/dayと大きく、太陽光発電に適している。そこで、2014年12月に世界銀行では電力不足解消のために、合計出力25MWのメガソーラーの建設・運営に1億3000万US$の融資を決定した。このプロジェクトでは、国営電力会社であるネパール電力機構の系統への接続、送電網の損失削減を含んでいる。2011年に家庭用太陽光発電約28万セットが設置されたことにより、7.4MWであった太陽光発電の設備容量が4倍以上に拡大された。(2015年2月)

 

図1  ネパールの電力需要の推移
図1  ネパールの電力需要の推移
出典:UNSCAP Energy situation in Nepal
http://www.unescap.org/sites/default/files/11_Nepal_Energy%20Situation.pdf

 

図2  ネパールの最終消費エネルギー(2011年度)
図2  ネパールの最終消費エネルギー(2011年度)
出典:Energy Data Sheet から作成
http://wecs-neep.gov.np/downloadthis/final_data_book__11_june_2014_%283%29.pdf

 

参考資料:
• エネルギーマターズ ニュース
http://www.energymatters.com.au/renewable-news/world-bank-solar-nepal-em4616/
•  Nepal Energy sector synopsis report 2010
http://www.wecs.gov.np/pdf/snyopsis.pdf
•  UNSCAP Energy situation in Nepal
http://www.unescap.org/sites/default/files/11_Nepal_Energy%20Situation.pdf
•  Nepal Energy Data Sheet
http://wecs-neep.gov.np/downloadthis/final_data_book__11_june_2014_%283%29.pdf
• Nepal Alternative energy promotion center ホームページ
http://www.aepc.gov.np/?option=statistics&page=natstats&mid=6&sub_id=45&id=1

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