HOME  >   トピックスアーカイブ  >  豊橋市で日本初の複合バイオマス発電プロジェクト始動

豊橋市で日本初の複合バイオマス発電プロジェクト始動

豊橋市で日本初の複合バイオマス発電プロジェクト始動

愛知県豊橋市の2006年度の農業産出額は市町村別で全国第6位を占めており農業は主要産業である。豊橋市では2007年にバイオマスタウン構想を公表し、バイオマスの利活用に積極的に取り組んでいる。更に2014年12月に日本初の下水道汚泥、し尿・浄化槽汚泥及び生ごみの複合バイオガス化発電事業を開始することを発表した。この事業は民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律(PFI(注1)法)に基づいており、2014年から2037年までの契約で事業を行う。事業者はSPC(注2)の(株)豊橋バイオウィルであり、JFEエンジニアリング(株)、鹿島建設(株)、鹿島建設エンジニアリング(株)、および管材料や環境機器の取り扱い商社である(株)オーテックが出資している。

この事業では一日に、し尿・汚泥を約472m3、生ごみ約59tを混合し、メタン発酵させバイオガスを得る。更に発酵後残渣から6.5tの炭化燃料(バイオガス)を燃やして24,000kWhの発電を行う計画である(図1参照)。この電力は、20年間固定価格買取制度を使って電力会社に39円/kWh で買取られる。

この事業モデルは日本だけでなく、急激な都市化が進み、電源不足に加えて下水汚泥や生ごみの処理が課題となっている東南アジア等への適用が期待される。(2015年2月)

 

図1  複合バイオマス発電処理フロー
図1  複合バイオマス発電処理フロー
出典;JFEエンジニアリング(株)プレスリリース
http://www.jfe-eng.co.jp/news/2014/20141225082225.html

 

注1)
PFI(Private Finance Initiative)とは、公共事業の運営等に民間企業の資金やノウハウを活用することにより、効率的に公共サービスを行う手段
注2)
SPC(Special Purpose Company)とは、特定の事業を行うために設立された会社

 

参考文献:
• 豊橋市ホームページ
http://www.city.toyohashi.lg.jp/secure/21311/jigyoukeiyakunonaiyou.pdf
• JFEエンジニアリング(株)プレスリリース
http://www.jfe-eng.co.jp/news/2014/20141225082225.html
• 総務省統計局 生産農業所得統計
http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/List.do?lid=000001064627

その他のトピックス