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ラオスにおけるバイオマスエネルギー利用状況

ラオスにおけるバイオマスエネルギー利用状況

現在でもラオスの家庭部門と小規模工場のエネルギー使用は伝統的な燃料に依存しており、図1の1次エネルギー供給比率では、薪と炭で68%を占めている。ラオスは農業国であり、毎年農林業から大量の廃棄物が発生していること、さらにバイオ燃料の原料であるエネルギー作物栽培の高いポテンシャルを有していることから、バイオマスエネルギーの利用が期待されている。

砂糖工場のさとうきびの搾りかすのバガスによるバイオマス発電と、とうもろこし(実)からのバイオガスを利用した発電所の所在地を図2に示す。2014年末の時点では、バイオガス発電はこの図に示す3カ所で、設備容量は合計で39.74MWである。同図中のとうもろこし工場の例では、年間5,000トン発生するとうもろこしの芯の80%を、とうもろこしの実の乾燥用燃料として使用し、残りを有機肥料に使用している。

ラオスでは、年間36.5万トンの木材生産からのおがくず、253万トンの米の籾殻および6.75万トンのとうもろこしの芯が発生している。これらのバイオマスエネルギーのポテンシャルを表1に示す。ラオスでは、とうもろこしの芯や籾殻、おがくずのエネルギー利用例はまだ少なく、今後の研究開発が必要とされている。(2015年2月)

 


図1 1次エネルギー供給比率(2011年)
出典:第10回アジアバイオマスワークショップ資料

 


図2 バイオガス発電およびとうもろこしの芯の燃料利用の現状
出典:バイオエネルギー国際ワークショップ資料から作成


表1 ラオスにおけるバイオマスエネルギーポテンシャル


製品(ton) 発生量(ton) エネルギー
(GJ) (ktoe)
おがくず 木材365,000 24,067 433,206 10.25
籾殻 米:2,530,000 545,000 7,777,142 184.19
トウモロコシの芯 とうもろこし:67,500 13,500 243,540 5.77
合計
8,453,888 200.21

 出典:第10回アジアバイオマスワークショップ資料から作成

 

参考資料:
• 第10回アジアバイオマスワークショップ資料
• バイオエネルギー国際ワークショップ資料
• ラオス エネルギー・鉱山省ホームページ
http://www.poweringprogress.org/new/
• ラオスの再生可能エネルギー利用(トピックス2013年7月)
http://www.asiabiomass.jp/topics/1307_05.html

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