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太陽光発電用次世代パワーコンディショナ販売開始

太陽光発電用次世代パワーコンディショナ販売開始

太陽光発電システムでは、得られる電力が直流であるため、電力会社の系統に接続するためには、交流に変換する必要がある(図1参照)。その変換装置をパワーコンディショナと呼ぶが、その電気回路の主要部分には、今までシリコン半導体が使用されてきた。

安川電機(株)では、シリコン半導体に代わり、GaN(窒化ガリウム)半導体を用いた住宅用太陽光発電用パワーコンディショナを開発し、2015年の1月に世界で初めて発売する。このGaN半導体は、青色発光ダイオード(青色LED)にも使用されている。パワーコンディショナとして使用された場合には、現在のシリコン半導体の変換効率が96%程度であるが、それに対して98%に改善できる。また、今回発売されるのは、定格出力4.5kWの住宅用屋内設置型パワーコンディショナであるが、取付面積は従来モデルの約1/2となり、大幅な省スペースが可能である。

このような電力変換用の半導体を、パワー半導体と呼ぶが、その一つであるSiC(シリコンカーバイト)半導体も三菱電機(株)、ローム(株)およびオムロン(株)により、パワーコンディショナへの適用が進められている。三菱電機も、2015年の1月に住宅用太陽光発電パワーコンディショナを発売する。こちらは7月に発売した自動車用パワーコンディショナの技術を応用した商品である。次世代パワー半導体を用いたパワーコンディショナは太陽電池で得られた電力を低損失で利用するために重要な技術であり、今後普及することが期待される。(2015年1月)

 

図1 太陽光発電システムにおけるパワーコンディショナの役割
図1  太陽光発電システムにおけるパワーコンディショナの役割

 

参考資料:
• 安川電機(株)プレスリリース
http://www.yaskawa.co.jp/php/newsrelease/contents.php?id=423&
• 三菱電機(株)プレスリリース
http://www.mitsubishielectric.co.jp/news/2014/pdf/0724.pdf
• ローム(株)ホームページ
http://www.rohm.co.jp/web/japan/gd2
• オムロン(株)プレスリリース
http://www.omron.co.jp/press/2014/02/c0220.html

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