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中国における太陽熱発電(CSP)の進展

中国における太陽熱発電(CSP)の進展

中国の国家第12次五か年計画(2011〜2015年)では、太陽熱発電(concentrating solar power:CSP)の導入目標を2015年までに1GW、2020年までに3GWと定めている。この計画に対し青海省のデリンハ市(図1参照)では、2つの商用CSP計画が進行中である。

一つはSUPCONSOLAR TECHNOLOGYのプロジェクトで、2013年の7月に10MW分が完成し発電を開始しており、最終的には50MWまで拡張される予定である。二つ目は、CGNSED's (China Guangdong Nuclear Solar Energy Development Co, Ltd)(注1)による50MWのCSPであり、2014年の7月に建設を開始している。

2014年8月に、SUPCONSOLAR TECHNOLOGY社(注2)のCSPプロジェクトに対し、中央政府(国家発展改革委員会)から1.2元/kWhの 固定買取価格(FIT)が認められた。これは、CSPに対して認められた初めてのFITである。CSPに対するFITは、中国ではまだ統一価格はなく、個別プロジェクトごとに検討される段階にあるが、FIT導入の可能性が示されたことで、関連企業は期待を高めている。今後の導入目標達成に向けた動向が注目される。(2015年1月)

 

表1 青海省デリンハ市におけるCSPプロジェクト

プロジェクト名 発電量 発電方式 事業主体
Supcon Solar プロジェクト 50MW(計画)
10MW(運転開始)
タワー型 Supcon Solar
CGNSED Solar プロジェクト 50MW パラボリックトラフ型 CGNSED's

出典:Csp-focus-china-2014ニュースを元に作成
http://www.szwgroup.com/csp-focus-china-2014/EB/08.21/

 

図1  中国における直達日射量の分布
出典:SolarGISホームページ
http://solargis.info/doc/_pics/freemaps/1000px/dni/SolarGIS-Solar-map-DNI-China-en.png

 

注1:
CGNSED'sは、原子力発電を行う国営の中国広東核電集団(China Guangdong Nuclear Power Holding Co. CGNPC)の子会社で、太陽光発電、CSPの建設、運営を行うための企業
注2:
SUPCONSOLAR TECHNOLOGY社は、浙江省に本社を持つCSPの開発、建設、運営を行う企業

 

参考資料:
• Csp-focus-china-2014ニュース
http://www.szwgroup.com/csp-focus-china-2014/EB/08.21/
• NREL CSPプロジェクトデータベース
http://www.nrel.gov/csp/solarpaces/project_detail.cfm/projectID=248
• Beijing Tianruixing Solar Thermal Technology Co. Ltd (TRX-Solar)ホームページ
http://www.spaceman.com.cn/Item/Show.asp?m=111&d=23
• インドで太陽熱発電(Concentrating Solar Power)の開発が進展(トピックス2012年10月)
http://www.asiabiomass.jp/topics/1210_04.html
• オーストラリア政府 大規模メガソーラーと太陽熱発電の開発を推進(トピックス2012年12月)
http://www.asiabiomass.jp/topics/1212_06.html

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