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インドネシアにおけるバイオディーゼル燃料(BDF)の導入状況

インドネシアにおけるバイオディーゼル燃料(BDF)の導入状況

インドネシアでは、石油の輸入の削減とパームオイル産業の育成のために、バイオディーゼル燃料(BDF)の導入を推進している。インドネシアエネルギー鉱物資源省(MEMR)は、2008年に図1に示すBDF混合率の義務化目標を制定した。2015年時点で5〜10%の目標であるが、図2に示すように運輸部門では2013年の導入実績は5.57%となり、目標値をほぼ達成している。その一方で、産業・電力部門では導入が進まなかった。

MEMRでは産業・電力も含めた全部門での導入を促進するために、2013年に図3に示すように各部門の2015年時点でのBDF混合率目標値を図1の5〜10%に対し、10〜25%に引き上げた。また、最終的には、図1図3からわかるように、2025年の各部門の目標値を20%に対し25〜30%にするとしている。

インドネシアのBDF導入目標は世界的にも高い値であり、BDFを大量に導入した場合の機器に対する影響の研究が進められている。例えば①インドネシア発電公社では、発電プラントに対する燃料のろ過処理の有無に対する影響について、②国内の代表的研究機関であるバンドン工科大学ではディーゼルエンジンの耐久性に対する影響の研究を行う等、BDFの本格的導入の準備を進めている。(2014年12月)

 

図1 BDF混合率の義務化目標(2008年制定)
図1 BDF混合率の義務化目標(2008年制定)
出典:Indonesia Biofuel Annual 2014を元に作成
http://gain.fas.usda.gov/Recent%20GAIN%20Publications/Biofuels%20Annual_Jakarta_Indonesia_6-27-2014.pdf

 

図2 インドネシアの運輸部門におけるBDF使用量の推移
図2 インドネシアの運輸部門におけるBDF使用量の推移
出典:Indonesia Biofuel Annual 2014
http://gain.fas.usda.gov/Recent%20GAIN%20Publications/Biofuels%20Annual_Jakarta_Indonesia_6-27-2014.pdf

 

図3 BDF混合率の義務化目標(2013年制定)
図3 BDF混合率の義務化目標(2013年制定)
出典:Indonesia Biofuel Annual 2014 を元に作成
http://gain.fas.usda.gov/Recent%20GAIN%20Publications/Biofuels%20Annual_Jakarta_Indonesia_6-27-2014.pdf

 

参考資料:
• Indonesia Biofuel Annual 2014
http://gain.fas.usda.gov/Recent%20GAIN%20Publications/Biofuels%20Annual_Jakarta_Indonesia_6-27-2014.pdf
• 日本内燃力発電設備協会
http://www.nega.or.jp/publication/press/2014/pdf/2014_10_18.pdf
• US Energy Information Administration
http://www.eia.gov/countries/cab.cfm?fips=ID

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