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台風に強い風力発電の沖縄・トンガ王国への設置

台風に強い風力発電の沖縄・トンガ王国への設置

風力資源の豊富な沖縄などの亜熱帯から熱帯地方の島嶼地域は、同時に台風、サイクロン、ハリケーンなどの熱帯低気圧が襲来する地域でもある。このような地域では、風力発電装置を台風などの暴風から守ることが、風力発電の導入に於いて必須の条件となる。

沖縄電力では、強風時には風車の支柱を倒して風をさける可倒式風車を粟国島に設置し、2014年6月に運転を開始した。この風車は沖縄の株式会社プログレッシブエナジーがフランスのベルニエ(Vergnet)社の風車に可倒式のタワーを組み合わせてシステム化したものである。

現在の多くの風力発電は3枚ブレード方式を採用しているが、この風車は2枚ブレード方式であるために、地上に寝かせてもコンパクトに収容できるので、暴風の襲来が予想されるときには、風車を風の弱い地面近くまで寝かせて、上空の強風を避ける仕組みである。

沖縄電力は、いままでに沖縄の波照間島や南大東島にも可倒式風車を導入しており、粟国島は5台目の実績となる。さらに多良間島にも導入することが2014年10月に発表された。また、国際協力機構(JICA)の事業として、トンガ王国にも導入されることが決まっている。このように台風などの暴風に曝される離島の電源として、可倒式風力発電の導入が進むことが期待される。(2014年12月)

 

表1 沖縄電力における可倒式風力発電導入状況

  号機 設備容量 運転開始日
波照間島 1 245kW 2009年12月18日
2 245kW
南大東島 1 245kW 2011年2月28日
2 245kW
粟国島 1 245kW 2014年6月30日
多良間島 未定 未定 2014年度離島の低炭素地域づくり推進事業で導入決定

出典:沖縄電力プレスリリース
http://www.okiden.co.jp/shared/pdf/news_release/2014/140630-2.pdf
http://www.okiden.co.jp/shared/pdf/news_release/2014/141017.pdf

 

図1 可倒式風力発電(風車傾倒時)
図1 可倒式風力発電(風車傾倒時)
出典:沖縄電力プレスリリース
http://www.okiden.co.jp/shared/pdf/news_release/2014/141017.pdf

 

参考資料:
• 沖縄電力プレスリリース
http://www.okiden.co.jp/shared/pdf/news_release/2014/140630-2.pdf
http://www.okiden.co.jp/shared/pdf/news_release/2014/141017.pdf
• 株式会社プログレッシブエナジーパンフレット
http://www.pec.ne.jp/Pamphlet.pdf
• JICA沖縄
http://www.jica.go.jp/okinawa/topics/2014/ku57pq00000dlstf.html

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