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シンガポールのセマカウ島マイクログリッド

シンガポールのセマカウ島マイクログリッド

東南アジアで最初のマイクログリッドシステムがシンガポールのごみ埋め立て地であるセマカウ島に設置される。東南アジアの島嶼部は、電力系統が行きわたっていないため、独立したエネルギー源に依存している。そこでマイクログリッドが、遠隔地の電力供給や電力系統の予備電源として期待されており、その実証試験を行うことを目的としている。

南洋理工大学(NTU)エネルギー研究所(Erion)が中心となり、経済開発庁(EDB)、シンガポール環境庁(NEA)が支援する。当初投資額は800万シンガポールドル(約6億7,000万円)で、今後5年間で実証事業が行われる。第1フェーズの2015年下期までに太陽光発電、風力発電およびエネルギー貯蔵設備が建設される。続いて2016〜2017年には第2フェーズとしてセマカウ島とセント・ジョーンズ島の周辺に潮力発電設備を追加する予定である(図1参照)。

第1フェーズの発電設備容量は1MWを超えると予想されているが、セマカウ島の試験エリアに余裕があることと、今後も新規に参加する企業が見込めることから、試験規模の拡大が見込まれる。この実証試験には、表1に示す地元企業とグローバル企業の10社が参加を表明している。(2014年12月)

 

図1 セマカウ島とセント・ジョーンズ島
図1 セマカウ島とセント・ジョーンズ島

 

表1 セマカウ島マイクログリッドテストベッド参加企業

企業名 概要
アクセンチュア 経営コンサルティング、テクノロジー・サービス、アウトソーシング・サービスを提供するグローバル企業(アイルランド)
アルストム 電力、送電および鉄道車両における産業界の世界的企業(フランス)
日本海事協会(Class NK) 船級、造船関係マネージメントシステムの認証を行っている一般財団法人(日本)
DLRE マイクログリッド、分散発電および遠隔地域電力システム関連の企業(シンガポール)
GDFスエズ 世界最大級の独立系電力供給事業者、発電、送電、天然ガスおよび再生可能エネルギーを手掛けている(フランス)
Renewable Energy Corporation (REC) 中国以外で世界最大級の太陽光発電製造企業。シンガポールに製造拠点を有する(ノルウェー)
Schneider Electric 送電、オートメーション、エネルギーマネージメントを得意とするグローバル企業(フランス)
Trina Solar 国際的太陽光パネル製造、システム設置事業者(中国)
Varta AG 世界的エネルギー貯蔵システム提供企業(ドイツ)
Vestas 世界最大級の風力発電製造、システム設置事業者(デンマーク)

出典: EDBプレスリリース

 

参考資料:
• EDBプレスリリース
http://www.edb.gov.sg/content/edb/en/news-and-events/news/2014-news/southeast-asias-first-and-largest-micro-grid-testbed-to-be-built-on-singapores-semakau-landfill.html
• 南洋理工大学プレスリリース
http://www.edb.gov.sg/content/dam/edb/en/news%20and%20events/News/2014/Report%20Image/semakau-landfill/PressRelease-NTU-to-build-regions-first-demonstration-micro-grid.pdf

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