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韓国における微細藻類研究開発

韓国における微細藻類研究開発

遺伝子組み換え技術を利用した微細藻類の研究開発の一端として、韓国科学技術院(KAIST)は、韓国のゲノム編集技術を有するToolGen社と、2014年9月微細藻類の遺伝子組み換えに関する共同研究覚書を交わした。この研究は微細藻類を用いたバイオ燃料の収量増加を目的とするものである。

2014年8月に発表された韓国科学技術研究院(KIST)と高麗大学の研究チームによる世界初の、微細藻類からプラスチック原料となるコハク酸を生産する技術も、遺伝子を組み換えたバクテリアを利用した技術である。このバイオマス由来のコハク酸とバイオマス系原料から生成されたブタンジオールを反応させることで、生分解性プラスチックであるPBS(ポリブチレンサクシネート)を製造することが可能である。このように化学工業で使用する原料を化学由来のものから、バイオ由来のものに代える試みがなされている。

そのほか韓国では表1に示すように微細藻類の大量培養技術の開発が行われており、韓国の再生可能エネルギー導入計画の「2030年までに原油換算1036万トンのバイオエネルギーを導入する」ことの一端を担うことが期待されている。

 

表1  韓国の微細藻類研究開発の例

  実施主体 共同研究者 実施内容
2011 韓国海洋科学研究院(KIOST) ロッテ建設 40トン級微細藻類バイオ燃料実証実験場開設
愛敬油化
湖南石油化学
2012 国土海洋省   仁川・霊興島沖に海洋微細藻類大量培養実証培養場(18.5m×22m、培養液2トン)
2014.8 韓国科学技術研究院(KIST) 高麗大学 バイオプラスチック原料のコハク酸を微細藻類から世界で初めて生産に成功
2014.9 韓国科学技術院(KAIST) ToolGen ゲノム編集技術を微細藻類に適用して、バイオ燃料の収量を増加させる共同研究開始

 

参考資料:
• IBtimesホームページ
http://jp.ibtimes.com/articles/22243/20110921/878724.htm
• 大徳ネットホームページ
http://japan.hellodd.com/news/news_view.asp?t=dd_jp_news&mark=3010
• Inside Koreaホームページ
http://theinsidekorea.com/2014/08/researchers-develop-bacteria-used-make-bioplastic/
• Asianscientistホームページ
http://www.asianscientist.com/2014/09/tech-pharma/toolgen-kaist-collaborate-biofuel-gene-editing/

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