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北海道における牛ふんバイオマス利用

北海道における牛ふんバイオマス利用

北海道の乳牛飼育数は2014年2月現在で79万5,400頭(全国合計139万5,000頭)で、全国1位である。この乳牛から発生する牛ふんをエネルギーとして使用する機運が、再生可能エネルギー固定価格買取制度の開始により高まっている。

2014年5月に、北海道の別海町の国内最大規模の牛ふんメタン発酵発電事業が発表された。この事業のために別海町と三井造船の共同出資による特別目的会社「別海バイオガス発電株式会社」が設立された。そして2015年7月から、乳牛4,500頭分の牛ふん280トン/日を原料にメタン発酵を行い、発生したメタンを使いガスエンジンで約9,600MWh/年を発電する計画である。

また、2014年7月には、帯広市の日本家畜貿易株式会社により、日本初のバイオマス直接燃焼発電システムが完成した。このシステムはエコマックスジャパン株式会社と帯広畜産大学が共同研究開発したもので、図1に示すように牛のふん尿をたい肥化し、完熟堆肥を乾燥室に入れて温風で乾かし、乾燥させた堆肥を専用ボイラで燃焼して発電するシステムである。発酵槽やガスホルダーが不要でメタン発酵より簡便でコストダウンを目指している。

以上のような大型メタン発酵発電システムや簡便な直接燃焼発電が実証され、さらに牛ふんバイオマス利用が進むことが期待される。

 

図1  バイオマス直接燃焼発電フロー
図1  バイオマス直接燃焼発電フロー
出典:エコマックスジャパン ホームページを参考に作成
http://www.ecomaxjapan.com/category/products/biomass/

 

参考資料:
• 農林水産省 畜産統計
http://www.maff.go.jp/j/tokei/kouhyou/tikusan/pdf/tikusan_14.pdf
• 三井造船プレスリリース
http://www.mes.co.jp/press/2014/20140515.html
• エコマックスジャパン ホームページ
http://www.ecomaxjapan.com/category/products/biomass/

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