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日本における海洋エネルギー実証海域の決定

日本における海洋エネルギー実証海域の決定

日本は世界でも有数の広い海域を持ち、大きな海洋エネルギーの可能性を持っている。しかし海洋生物に対する影響や漁業権等への懸念から、海洋エネルギー発電開発の実証試験は、思うように進んでいない。このような状態を打破するために内閣官房の総合海洋政策本部が中心となり、2014年7月に図1に示す6カ所の実証海域を選定した。ここでは、地方自治体による開発側企業と住民との調整、海域利用の法制度の整備および複数の支援策(新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)と環境省)が行われる。今回選定された海域の中で、沖縄県ではIHIプラント建設、ゼネシス等による海洋温度差発電の実証試験が2013年度に開始されている。また、佐賀県唐津市加部島沖の三井海洋開発による世界初の潮流・風力ハイブリッド発電も2014年中の実証試験に向け進行中である。

一方、欧州では、海洋エネルギー開発が日本より先行しており、スコットランド北部のオークニー諸島の「欧州海洋エネルギーセンター(EMEC:European Marine Energy Center)」で各国が実証試験を行っている。日本でも、ようやく実証試験を行う体制が整ったことにより日本の海洋エネルギー開発が加速することが期待される。(2014年8月)

 

図1 実証海域と海洋エネルギーの種類
図1  実証海域と海洋エネルギーの種類
出典:内閣官房総合海洋政策本部プレスリリースから作成
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kaiyou/energy/201407/testfield20140715.pdf

 

参考資料:
• 内閣官房総合海洋政策本部プレスリリース
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kaiyou/energy/201407/testfield20140715.pdf
• 日本における海洋エネルギー開発の進展(トピックス2012年12月)
http://www.asiabiomass.jp/topics/1212_04.html
• 唐津市ホームページ
http://www.city.karatsu.lg.jp/benri_dtl.php?category=0300312001034850292&articleid=08196060013941626491027409698
• 三井海洋開発ホームページ
http://www.modec.com/jp/business/skwid/index.html
• 沖縄の海洋温度差発電稼動(トピックス2013年10月)
http://www.asiabiomass.jp/topics/1310_06.html

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