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インドネシア・スラウェシ島の再生可能エネルギー導入状況

インドネシア・スラウェシ島の再生可能エネルギー導入状況

インドネシアは人口約2億3000万人で世界4位であり、インドシナ半島の南に位置する約1300の島からなる島嶼国である。ここで紹介するスラウェシ島は、カリマンタン島、スマトラ島に次いで面積ではインドネシア中で3位(約10%)を占め、人口でもジャワ島、スマトラ島に次いで3位である。しかしながら、その複雑な島の形状から、送電網の整備に制約を受けており、図1に示すようにジャワ島、スマトラ島よりも電化率は相対的に低くなっている。

インドネシア国営電力会社のPLNは、スラウェシ島に対し、図2に示すような発電所と送電線の整備計画を進めているが、そのような電力は、産業用に使用され、遠隔地の村落の電化まで賄えない傾向にある。そこで再生可能エネルギーを導入して遠隔地に電化を進めるエネルギー自立村落プログラム(Energy Self-sufficiency village Program: ESSV)が政府により2007年から推進されている。

南スラウェシ州政府はESSVの予算を原資として、45億インドネシアルピー(約4,000万円)で、pinrangとLuwuに50kWの小水力発電所を導入し、200世帯に新たに電力を供給することを2014年の1月に発表した。

また、世界銀行グループに属する国際金融公社(IFC)は、南スラウェシ州のJanepontoに建設するウインドファームに投資を行うことを2014年の5月に決定した。これはIFCが東アジア地区の風力発電に投資する最初のケースである。また、インドネシアの主要な再生可能エネルギーとして地熱発電があるが、スラウェシ島では、65地点ある候補地の内Lahendongの1カ所しか開発されていない。上記のIFCのスラウェシ投資の例を契機として、スラウェシ島の地熱発電導入も進むことが期待される。(2014年6月)

 

図1 インドネシアの電化率実績2013
図1 インドネシアの電化率実績2013
出典:National Energy Board 発表資料
http://energy-indonesia.com/02electrcitylaw/0140413den.pdf

 

図2 PLNスラウェシ島電力供給計画
図2 PLNスラウェシ島電力供給計画
注)数字は導入予定の発電所、赤線は送電線(破線は計画)
出典:PLN発表資料(http://energy-indonesia.com/02electrcitylaw/0140713pln.pdf

 

図3 スラウェシ島の再生可能エネルギー発電導入計画
図3 スラウェシ島の再生可能エネルギー発電導入計画
出典:各種資料から作成

 

参考資料:
• Bisnisホームページ
http://m.bisnis.com/en/read/20140129/93/24080/south-sulawesi-to-build-hydro-and-solar-power-plants
• IFCホームページ
http://ifcext.ifc.org/IFCExt/pressroom/IFCPressRoom.nsf/0/BD1B52A3E0AE2F5285257CD0003A78BF?OpenDocument
• 出典:National Energy Board 発表資料
http://energy-indonesia.com/02electrcitylaw/0140413den.pdf
• PLN発表資料
http://energy-indonesia.com/02electrcitylaw/0140713pln.pdf
• JETRO資料
http://www.jetro.go.jp/world/seminar/103/material_103.pdf

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