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インドの洋上風力発電推進

インドの洋上風力発電推進

インドの2013年の新規風力発電導入量は、1,729MWで世界4位であり、アジアでは中国に次いで2位であった。インドは海岸線が7,600kmと長く、沿岸に洋上風力発電を設置するのに有利である。特に図1に示すように陸上風力の適地でもあるTamil Nadu州とGujarat州の洋上風力エネルギーのポテンシャルは高く注目されている。そして、インドにおける洋上風力発電の必要性については、陸上風力による環境への影響を最小限にすること、世界的に注目を集めている洋上風力発電分野へのインド国内の風力発電産業の進出促進が挙げられる。

インド政府は、風力発電の導入をさらに推進するために、国家風力エネルギーミッション(National Wind Energy Mission: NWEM)を2014年中に開始することを計画している。一方、風力発電の適地であるTamil Nadu州とGujarat州では風力発電の設置が進み、今後用地の取得が難しくなることから、インド政府は洋上風力発電推進の方針を打ち出した。NWEMでは、陸上と洋上の両方の風力発電への方針が示される可能性がある。

洋上風力発電に対しては、国内の推進体制の整備、海外の洋上風力先進国との連携が検討されている。具体的には、洋上風力エネルギー政策素案2013(Draft National Offshore Wind Energy Policy,2013)が、2013年8月に新・再生可能エネルギー省(Ministry of New and Renewable Energy : MNRE)によって公表された。また、洋上風力発電を推進するために、MNREの下部組織として、洋上風力エネルギー機関(National Offshore Wind Energy Authority: NOWA)が設立され、洋上風力エネルギーのモニタリング、各省庁との調整、ガイドラインの作製を行う。

海外との連携については、2014年1月には、MNREとEUおよび国際風力エネルギー協会(Glrobal Wind Energy Council: GWEC)が洋上風力発電のためのロードマップを4年間で作製するプロジェクトを行うことを公表した。さらに2014年2月には、洋上風力エネルギーに関して英国—インド間のパートナーシップが開始された。(2014年6月号)

 

図1 インドにおける洋上風力発電の候補地検討
図1 インドにおける洋上風力発電の候補地検討
出典:新・再生可能エネルギー省資料
http://mnre.gov.in/file-manager/UserFiles/presentations-offshore-wind-14082013/JS-MNRE.pdf

 

参考資料:
• Grobal Wind Energy Council :Global Wind Report 2013
http://www.gwec.net/wp-content/uploads/2014/04/GWEC-Global-Wind-Report_9-April-2014.pdf
• Association of corporate council ホームページ
http://www.lexology.com/library/detail.aspx?g=f397582f-987f-4005-b79c-3e379cce02c0
• Grobal Wind Energy Council ホームページ
http://www.gwec.net/eu-india-join-hands-facilitate-offshore-wind/
• Foreign & Commonwealth Office ホームページ
http://blogs.fco.gov.uk/science-innovation-network-india/2014/02/17/exploring-uk-india-partnerships-in-offshore-wind-energy/
• 新・再生可能エネルギー省資料
http://mnre.gov.in/file-manager/UserFiles/presentations-offshore-wind-14082013/JS-MNRE.pdf

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