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2013年の風力発電導入は再び中国が世界1位

2013年の風力発電導入は再び中国が世界1位

風力発電の新規導入設備容量は、2012年は僅差で米国が世界1位で、中国が2位であったが、2013年は再び中国が1位になった(図1参照)。米国は2012年の新規導入設備容量13,124MWに対し、2013年は1,084MWと92%減少した。これは、2012年の税制優遇処置(The federal Production Tax Credit)が2013年も適用されるかが、明確になるのが遅れたため、新規の着工が進まなかったことが原因である。

中国は、2012年の12,960MWから16,088MWへ新規設置が増え、新規導入設備容量世界1位の座を取り戻した。図2に示すように、累積設備容量でも中国が1位である。増加率は図3に示すように121%で前年と同じであった。

図4に示すように2013年には、風力発電適地である北西部の新疆・ウイグル自治区と北東部の内モンゴル自治区等の導入が進んだ。特に新疆・ウイグル自治区から人口の多い電力需要地である河南省に8GW の高圧直流送電線を国家電網公司が敷設する計画に期待をかけて、今後2〜3年間は風力発電の増設が続く見通しである。

また、2012年末に国家能源局(The National Energy Administration: NEA)は、送電会社に年末にまとめて一度で支払っていた再生可能エネルギー固定価格買取制度による割り増し分(サーチャージ)を、4半期ごとに支払うことに変更した。この措置は送電会社のキャッシュフローを改善し投資を促すことを目的としている。これに加えて2013年末には固定買取価格を従来の約2倍の0.25USセント/kWhに上げるなど、積極的な導入促進政策が実施されている。(2014年6月号)

 

図1 世界の風力発電新規導入設備容量(上位10ヶ国、日本は参考)
図1 世界の風力発電新規導入設備容量(上位10ヶ国、日本は参考)
出典:GWEC-Global-Wind-Report Annual Market Report 2013
http://www.gwec.net/wp-content/uploads/2014/04/GWEC-Global-Wind-Report_9-April-2014.pdfから作成

 

図2 世界の累積設備容量(上位10位、日本は18位)
図2 世界の累積設備容量(上位10位、日本は18位)
出典:GWEC-Global-Wind-Report Annual Market Report 2013
http://www.gwec.net/wp-content/uploads/2014/04/GWEC-Global-Wind-Report_9-April-2014.pdfから作成

 

図3 中国の風力発電設備容量(累積)の推移
図3 中国の風力発電設備容量(累積)の推移
出典:GWEC-Global-Wind-Report Annual Market Report 2013
http://www.gwec.net/wp-content/uploads/2014/04/GWEC-Global-Wind-Report_9-April-2014.pdfから作成

 

図4 上位12行政区分の設備容量(新規)の推移
図4 上位12行政区分の設備容量(新規)の推移
出典:http://www.cnwp.org.cn/ziliao/show.php?itemid=1060
から作成

 

参考資料:
• 世界風力発電協会ホームページ
http://www.gwec.net/
• China wind power info network ホームページ
http://www.cnwp.org.cn/ziliao/show.php?itemid=1060
• 2012年の中国風力発電新規導入量は世界2位(トピックス 2013年6月)
http://www.asiabiomass.jp/topics/1306_06.html

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