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八丈島の再生可能エネルギー利用拡大

八丈島の再生可能エネルギー利用拡大

八丈島では、1999年に3,300kWの地熱発電、2000年には500kWの風力発電が導入されており、2009年時点では約25%が再生可能エネルギーで賄われている。このような状況の下、八丈町は2012年に「八丈島クリーンアイランド構想」をまとめた。将来的には町の電力を100%自然エネルギー由来のものとしつつ、現在の内燃力発電所は非常用電源として維持し、首都圏に深刻な被害をもたらすような災害時にはエネルギーの供給と避難民の受入基地となることを目指すことなどが含まれる。図1に2022年までの電力における自然エネルギーの導入目標を示す。電力供給を省エネルギーを用いて2009年の70%に削減し、そのうちの58%(=40.8/70)を自然エネルギーで供給する計画である。

東京都では2013年1月に、八丈島において地熱発電等の再生可能エネルギーの利用を大幅に拡大するため、八丈町と連携してモデル・プロジェクト実施の検討を開始し、八丈島再生可能エネルギー利用拡大検討委員会で検討を行ってきた。2014年1月には、第3回委員会が開催され、再エネ利用拡大可能性の中間整理がまとめられた。

この中間整理で現有の地熱発電所周辺には、30年間に渡り、14,000〜24,000kWの発電が可能な地熱資源が存在しているという解析結果が得られた。そして、3,000kW×2基の発電設備を導入することで、電力全体の72%を地熱発電、残りの28%をディーゼル発電にできるとしている(図2)。また、設備容量増大による夜間余剰電力対応及び周波数調整対応には、当初予定していた揚水発電ではなく、蓄電池方式を採用することや、地熱蒸気の臭気対策が検討されている。(2014年5月)

 

図1 電力における自然エネルギーの導入目標
図1 電力における自然エネルギーの導入目標
出典:第1回八丈島再生可能エネルギー利用拡大検討委員会資料 「八丈島クリーンアイランド構想」

 

図2 八丈島再生可能エネルギー利用拡大検討委員会中間整理結果
図2 八丈島再生可能エネルギー利用拡大検討委員会中間整理結果
(2014年事業着手とした場合、2020年のイメージ)
出典:第3回八丈島再生可能エネルギー利用拡大検討委員会資料
 「八丈島における再生可能エネルギー利用拡大可能性の中間整理」 (案)

 

参考資料:
• 第1回八丈島再生可能エネルギー利用拡大検討委員会資料 「八丈島クリーンアイランド構想」
• 第3回八丈島再生可能エネルギー利用拡大検討委員会資料 「八丈島における再生可能エネルギー利用拡大可能性の中間整理」 (案)

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