HOME  >   トピックスアーカイブ  >  タイにおけるネピアグラス・バイオガス発電の推進

タイにおけるネピアグラス・バイオガス発電の推進

タイにおけるネピアグラス・バイオガス発電の推進

タイ政府は、2012 年4 月に、再生可能エネルギーを全エネルギー消費の、2012 年の10%から2021 年には25%まで高める「再生可能および代替エネルギー開発計画(Renewable and Alternative Energy Development Plan:AEDP2012-2021)」を発表し、推進してきた。その後、AEDP2012-2021は見直され、2013年6月にはバイオガス発電の2021年における目標値が600MWから、3,600MWに引き上げられた。

この新しい政策は、次の3つの目的を達成するためのものである。

  1. 国内電力供給確保
  2. 圧縮バイオガス(Compressed Biogas)の生産とLPGとCNGの代替
  3. エネルギー作物(例えば、バイオガス製造プラントの原料となるネピアグラス)の栽培・販売による遠隔地の農民の収入確保

ネピアグラスは、イネ科の多年草で熱帯地方では年に5〜8回収穫することも可能である。これを原料とした場合、トウモロコシの7000〜17,000m3/haに匹敵するメタンの製造が期待されている。

タイでは、バイオガス発電普及のために、バイオガス発電の固定買取価格を4.5バーツ/kWh(1MW以下、20年間)以上とすることが検討されている。また、農民に対しては原料作物1トン当たり300バーツの補助金を代替エネルギー開発・エネルギー保全局(Department of Alternative Energy Development and Efficiency :DEDE)が計画している。ネピアグラスの栽培候補地を図1に示す。

タイ政府は、2013年11月に企業が行うネピアグラスを原料とした1MW以下のバイオガス製造プラントに対し、投資額の20%(上限2千万バーツ)の補助金を13のプロジェクトに支出することを決定している。タイ企業としては、ユニバーサル・アドゥソベント・アンド・ケミカルズ(UAC)やSMCパワーが選定されている。(2014年5月)

 

図1 タイにおけるネピアグラス栽培候補地
図1 タイにおけるネピアグラス栽培候補地
出典: Thailand’s Renewable Energy Development-Plans and Implementation at the community level
http://www.thai-german-cooperation.info/download/20130902_04_pdp_twarath_thailand__re_development_plan.pdf

 

参考資料:
• 再生可能エネルギー導入は、太陽光発電と風力発電を優遇(タイ):2012年12月
http://www.asiabiomass.jp/topics/1212_05.html
• German International Cooperation Based in Bangkok ホームページ
http://www.thai-german-cooperation.info/download/20140120_biogas_policy.pdf
• Department of Alternative Energy Development and Efficiencyホームページ
http://weben.dede.go.th/webmax/sites/default/files/Integrated%20biogas%20production%20from%20energy%20crops.pdf
• nationmultimediaホームページ
http://www.nationmultimedia.com/business/UAC-firm-on-biomass-power-plant-projects-30224857.html
• SMCパワーホームページ
http://smcpwr.com/smc-power-wins-biogas-pilot-project-from-dede/
• 駐米タイ大使館ホームページ
http://www.thaiembdc.org/dcdp/node/502

その他のトピックス