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日本のメガソーラーの規模拡大化

日本のメガソーラーの規模拡大化

固定価格買取制度(FIT)開始前のメガソーラーは、東京電力の扇島太陽光発電所(神奈川県川崎市)が13MWの最大出力を持っていたが、FIT開始後次々に大型のメガソーラーが計画され、完成して発電を開始している。

そのような中で、2013年11月、鹿児島市七ツ島に国内最大となる70MWの「鹿児島七ツ島メガソーラー発電所」が完成した。東京ドーム約27個分の土地に、太陽電池パネル29万枚で発電を開始した。発電能力は、一般家庭の22,000世帯分に相当する。

鹿児島七ツ島メガソーラー発電所は、京セラなど7社が出資する鹿児島メガソーラー発電(鹿児島市)が建設しており、総投資額は約270億円でみずほ銀行を幹事とするプロジェクトファイナンスで調達している。九州の施工会社208社から延べ7万8千人が建設現場に従事した結果、1年2カ月で完成した。(図1参照)

また、現在国内で建設中または計画されているプロジェクトとしては、表1に示す通り、長崎県五島列島の耕作放棄地にドイツのフォトボルト・デベロップメントが計画する400MW発電所、岡山県瀬戸内市の錦海塩田跡地を利用した230MW発電所、建設中の宮城県亘理町(NTTグループ)北海道勇払郡安平町で建設中の100MW級発電所(ソフトバンク)、青森県八戸市のプロジェクト(ユーラスエナジー)などがある。(図2参照)

しかし、世界では、さらに巨大な発電所の建設が進められている。

住友商事グループは、米国カリフォルニア州パームスプリングス近郊の約16平方キロメートルの米国政府の所有地に、約900万枚の太陽光パネルを要した550MW(総事業費約23億米ドル)の世界最大規模の太陽光発電所(Desert Sunlight Solar Farm)を建設中であり、2015年春の完工を予定している。住友商事グループは、NextEra EnergyおよびGE Energy Financial Servicesとともに事業主体となる。カリフォルニア州ではRPSに基づき、2020年までに全発電量の33パーセントを再生可能エネルギー電力の調達とすることを電力業者に義務付けており、本件は同目標の達成にも大きく貢献すると期待されている。(2014年2月)

 

図1 鹿児島七ツ島メガソーラー発電所(京セラ株式会社提供)
図1 鹿児島七ツ島メガソーラー発電所(京セラ株式会社提供)


表1 建設中・計画中のメガソーラ発電所(100MW超)

  設置容量 事業主 サイト 状況
1 400MW フォトボルト・ディベロップメント 長崎県佐世保市 FS中
2 230MW くにうみアセット他 岡山県錦海塩田 FS中
3 115MW ユーラスエナジー 青森県八戸市 建設中
4 111MW ソフトバンクエナジー・三井物産 北海道勇払郡安平町 建設中
5 100MW 住友商事他 福島県南相馬市 FS中
5 100MW NTTグループ 宮城県亘理郡亘理町 建設中

FS: 実現可能性調査

 

図1 建設中・計画中メガソーラ100MW超サイトマップ
図2 建設中・計画中メガソーラ100MW超サイトマップ

参考資料:
• 東京電力ホームページ
http://www.tepco.co.jp/csr/renewable/megasolar/index-j.html
• 京セラ株式会社 トピックス 2013.11.05
http://www.kyocera.co.jp/topics/2013/1102_muri.html
• 株式会社東芝 太陽光発電システムの概要 2013.12.08
http://www.toshiba.co.jp/about/ir/jp/private/presen/pr20131208.pdf
• 瀬戸内市 錦海塩田跡地活用基本計画
http://www.city.setouchi.lg.jp/kinkai/pdf/2013_0404_kihonkeikaku.pdf
• 住友商事株式会社 ニュースリリース 2012.10.03
http://www.sumitomocorp.co.jp/news/detail/id=25547

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