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ベトナムのバイオマスへの2国間オフセット・クレジット制度適用検討

ベトナムのバイオマスへの2国間オフセット・クレジット制度適用検討

ベトナムでは2011年7月に「ベトナム電力開発計画2011-2020(Vietnam Power Development Plan for 2011-2020 Period)」が発表されている。図12に示すように再生可能エネルギーの導入目標は、2020年で4,200MW(5.6%)、2030年で13,799MW(9.4%)となっている。この中でバイオマス発電は2020年で500MW(0.6%)、2030年で2,000MW(1.1%)である。

日本のベトナムに対するバイオマス利用技術に関する協力として、新たに二国間オフセット・クレジット制度(Bilateral Offset Credit Mechanism:BOCM)への適用が検討されている。この新メカニズムは京都議定書で規定されているCDM(クリーン開発メカニズム)やJI(共同実施)の経験と反省を生かし、より効果的・効率的に実施できるように、COP19で検討されている。

この二国間オフセット・クレジット制度の構築に係る実現可能性等調査として、表1に示す事業が行われている。大阪府、日本テピア株式会社、ヤンマー株式会社、大阪産業大学が行うビール工場、でん粉加工工場等の食品加工工場に対する取り組みは産官学連携およびベトナムの代表的な研究機関であるベトナム科学技術アカデミー(VAST)による事業である。(2014年1月号)

図1 2020年における累積設備容量目標値
図1 2020年における累積設備容量目標値
出典: NTIホームページ

図2 2030年における累積設備容量目標値
図2 2030年における累積設備容量目標値
出典:NTIホームページ

表1 二国間オフセット・クレジット制度の構築に係る実現可能性等調査の例

件名 対象地域 実施企業 カウンターパートナー
卸売市場における有機廃棄物メタン発酵及びコジェネレーション ホーチミン市
Binh Dien卸売市場
日立造船
サティスファクトリーインターナショナル
森林管理活動を通じたREDD+と木材産業残材に基づくバイオマス発電 ベトナム北西地域(ディエンビエン省、ソンラ省、ライチャウ省、ホアビン省等) 住友林業
食品加工工場有機廃水からのバイオガスを利用したコジェネレーション ハノイ周辺地域 日本テピア株式会社
ヤンマー株式会社
大阪産業大学
大阪府
ベトナム科学技術アカデミー 環境技術研究所(VAST-IET)

出典:
日立造船プレスリリース
http://www.hitachizosen.co.jp/news/2013/08/000928.html
住友林業プレスリリース
http://sfc.jp/information/news/2012/2012-06-26.html
大阪府プレスリリース
http://www.pref.osaka.jp/keizaikoryu/water_promotion/bocm_fs.html

 

参考資料:
• 地球環境センター(GEC)ホームページ
http://gec.jp/main.nsf/jp/Activities-GHGmitimecha-newmechafs

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