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フィリピンの地熱発電の現状

フィリピンの地熱発電の現状

フィリピンはインドネシア、米国、日本に次ぐ第4位の地熱資源国であり、図1に示すように累積地熱発電設備容量では世界2位を占めている。フィリピンでは2000年以降地熱発電の導入が停滞していたが、2009年の再生可能エネルギー法案の施行により、地熱発電を含む再生可能エネルギーの導入に対し、法的・経済的優遇策が取られ、動きが活発化してきた。再生可能エネルギー計画(The National Renewable Energy Plan)のロードマップ(2010-2030)では、2030年までに15,236MWの地熱発電を導入する計画になっている。2013年時点では1,843MWと2010年時点の1,904MWよりも、老朽化やそれに伴うリハビリテーション工事中のため能力が減少している。

図2に既設および計画中の地熱発電所の位置を示す。ここに示した計画が実現した場合約290MWの増加となる。

この中で、横河電機はマイバララ(Maibarara)地熱発電所建設プロジェクトを受注している。2008年に施行された同国の再生可能エネルギー法を適用する初のプロジェクトであり、試運転は2013年8月に開始され、商業運転は2013年第4四半期開始の予定である。また、住友商事はEDC社から北ネグロス(Negros)地熱発電所の老朽化に伴う、主要設備をナスロ(Nasulo)へ移設する案件を2014年完了の予定で受注している。

 

図1 累積地熱発電設備容量
図1 累積地熱発電設備容量
出典:Earth-policyホームページより作成
http://www.earth-policy.org/plan_b_updates/2011/update98

 

図2 既設および計画中の地熱発電所位置
図2 既設および計画中の地熱発電所位置
出典:PHILIPPINE GEOTHERMAL INDUSTRY UPDATES 2011 より作成
http://www.geothermal-energy.org/pdf/IGAstandard/Asian/2011/5_MS_Ogena.pdf

 

参考:
• Earth-policyホームページ
http://www.earth-policy.org/plan_b_updates/2011/update98
• PHILIPPINE GEOTHERMAL INDUSTRY UPDATES 2011 Proceedings of the 9th Asian Geothermal Symposium, 7-9 November 2011
http://www.geothermal-energy.org/pdf/IGAstandard/Asian/2011/5_MS_Ogena.pdf
• IEA-GIA/EDC Seminar Tagaytay, Philippines, 21 September 2013,
EXPERIENCE IN ENERGY DEVELOPMENT IN THE PHILIPPINES :THE EDC LEYTE GEOTHERMAL FIELD
http://iea-gia.org/iea-giaedc-seminar-tagaytay-philippines/
• トピックス 2012年8月 地熱発電の電力買取価格を2倍にし、導入を加速(インドネシア)
http://www.asiabiomass.jp/topics/1208_04.html
• トピックス 2013年2月 フィリピンにおける再生エネルギー普及策
http://www.asiabiomass.jp/topics/1302_06.html
• 住友商事プレスリリース
http://www.sumitomocorp.co.jp/news/detail/id=25464
• 横河電機プレスリリース
http://www.yokogawa.co.jp/cp/topics/2013/pr-topics-2013-0117-ja.htm
• Maibarara Geothermal Inc.ホームページ
http://maibarara.com.ph/news-link/erc-approves-maibarara-coc/

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