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マレーシア政府バイオディーゼル利用を加速

マレーシア政府バイオディーゼル利用を加速

マレーシアはインドネシアと並ぶパーム油生産国であり、2011年のパーム原油(CPO)生産量は1,890万トンであった。バイオディーゼルの原料としても、パーム油を主原料としている。

マレーシア政府はバイオディーゼルを5%混合したディーゼル(B5)燃料を2014年までに国内全土で供給する事を計画し、2011年からクアラルンプール、プトラジャヤ、マラッカ、ネグリ・センビラン、セランゴールのガソリンスタンドでB5燃料の販売を開始している(図1)。

しかし、原料のパーム油価格が比較的高止まりしているため(図2)、価格競争力が低く、2011年のバイオディーゼル(100% FAME)生産量は1万3千トンに落ち込んでいる(図3)。

マレーシア国内には20ヶ所以上のバイオディーゼルプラントがあり、262万トン/年の製造能力があるが、生産を継続しているのは2ヶ所に留まっているとされる。

このような状況下、マレーシア政府は3億リンギ(約90億円)の補助金をバイオディーゼル混合施設の整備に供して、2014年半ばまでに全国でB5燃料を供給することにより、2013年2月時点で、B5燃料として年間11万トンの供給量を、16万トンに増やすことを計画している。更にバイオディーゼルを10%混合したB10燃料供給の構想も進めている。

 

図1 マレーシアの現在のB5燃料供給地域
図1 マレーシアの現在のB5燃料供給地域

 

図2 パーム油の価格推移
図2 パーム油の価格推移
出典:「IMF Primary Commodity Prices」及び「世界経済のネタ帳」より作成
http://www.imf.org/external/np/res/commod/index.aspx
http://ecodb.net/pcp/imf_usd_ppoil.html

 

図3 マレーシアのバイオディーゼル(100%FAME)生産量の推移
図3 マレーシアのバイオディーゼル(100%FAME)生産量の推移
出典:「Malaysia Biofuels Annual2012」より作成

 

参考:
• Outlook of Palm Biodiesel in Malaysia
http://un-csam.org/Activities%20Files/A0801/0202.pdf
• バイオディーゼルの現状報告(その2)
http://www.jsim.or.jp/kaigai/1105/003.pdf
• USDA GAIN: Biofuels
http://www.thebioenergysite.com/reports/?category=73
• Response
http://response.jp/article/2013/02/13/191057.html
• The STAR ONLINE
http://www.thestar.com.my/Business/Business-News/2013/02/08/Msia-to-rollout-biodiesel-10-blend-B10-programme-nationwide-by-July-next-year.aspx

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