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スリランカの再生可能エネルギー利用

スリランカの再生可能エネルギー利用

スリランカは日本の0.17倍の国土に2,087万人が住むインド洋に位置する島国である。また、一人当たりの名目GDPは2,873US$/year(2012年)であり、実質経済成長率は年率6.4%(2012年)で、電化率は76.6%となっている。

図1に1次エネルギー供給量の内訳、図2に部門別エネルギー消費量を示す。図3に電力消費量の推移を示す。スリランカの一人当たりの電力消費量は478kWh/人(2009年)と近隣のインドの745kWh/人、パキスタンの561kWh/人に比べて低く、発電設備増強の必要がある。また、ベトナムは1,000kWh/人とスリランカの約2倍である。

そのため発電・エネルギー省(The Ministry of Power and Energy)では、The National Energy Policies and Strategies of Sri Lanka(2008)を制定し、その中で2015年の電力に占める再生可能エネルギーの割合を10%(設備容量は460MW)としている。この時、全発電設備容量は4,600MWとなり、2008年の2,645MWの1.7倍に増強する計画である。図4に発電における再生可能エネルギー導入目標と、図5に再生可能エネルギーの発電種類別導入目標を示す。小水力発電の比率が高く、太陽光発電がその他に含まれ、比率が低いのが特徴的である。

日本は、このようなスリランカの電力需要の増大に対し、ODAによる水力発電所の建設などで協力してきたが、2013年3月には電源開発(株)がピーク需要対応型電源最適化計画調査に関するコンサルタント業務を受託し、さらに協力関係を深めることになった。

 

図1 1次エネルギー供給量の内訳(2010年)
図1 1次エネルギー供給量の内訳(2010年)
(出典:Sri Lanka Sustainable Energy Authority ホームページから作製http://www.info.energy.gov.lk/

 

図2 部門別エネルギー消費量(2010年)
図2 部門別エネルギー消費量(2010年)
(出典:Sri Lanka Sustainable Energy Authority ホームページから作製http://www.info.energy.gov.lk/

 

図3 電力消費量の推移
図3 電力消費量の推移
(出典:Sri Lanka Sustainable Energy Authority ホームページから作製http://www.info.energy.gov.lk/

 

図4 発電における再生可能エネルギー導入目標
図4 発電における再生可能エネルギー導入目標
(出典:Generation mix proposed by the National Energy Policies and Strategies(2008)から作製http://www.energy.gov.lk/sub_pgs/energy_renewable_intro_policy.html

 

図5 再生可能エネルギー発電種類別導入目標
図5 再生可能エネルギー発電種類別導入目標
(出典: Sri Lanka Sustainable Energy Authority ホームページから作製
http://www.energy.gov.lk/sub_pgs/energy_renewable_intro_forcast.html

 

参考文献:
• RENEWABLES 2012 GLOBAL STATUS REPORT
http://www.ren21.net/REN21Activities/GlobalStatusReport.aspx

• United Nation 2009 Energy Statistics Yearbook
http://unstats.un.org/unsd/energy/yearbook/

• Sri Lanka Sustainable Energy Authority ホームページ
http://www.info.energy.gov.lk/
http://www.energy.gov.lk/sub_pgs/energy_renewable_intro_forcast.html#grid

• CEB Statistical Digest Report
http://www.ceb.lk/sub/publications/statistical.aspx

• 電源開発(株)プレスリリース
http://www.jpower.co.jp/news_release/2013/03/news130325.html

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