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水上設置太陽光発電の進展

水上設置太陽光発電の進展

屋根や地上設置の他に、調整池や農業用ため池などの水上への太陽光発電の設置が検討されている。先進的な例としては、2002年に新エネルギー大賞を受けた香川県の豊稔池があり、2013年7月には桶川市に出力1,180kWの日本で初の水上式メガソーラーが誕生した。表1に水位の変動に対応可能なフロート式太陽光発電の例を示す。

水上に太陽光発電を設置する利点としては、以下の内容が考えられる。

  1. 屋根や地上設置に比べ周囲温度が低いので、発電効率の点で有利
    (一般的なシリコン結晶系太陽電池では、1℃の温度上昇で約0.45%効率が低下するので、夏場に太陽光パネルの表面温度が60℃になると、25℃の時に比べ15%程度発電効率が低下してしまう。)
  2. 太陽光パネル表面に散水することで、冷却効果と汚れの洗い落しによる発電効率の向上
  3. 水面への日射をさえぎることによる、アオコの発生防止
  4. 現在使われていない水面で発電事業を行ったり、発電事業者へ水面を貸したりすることで調整池や農業用ため池を資産として有効に活用

特に兵庫県は、全国一農業用ため池が多いことから(全国21万か所、うち兵庫県約4,300か所(2012.4.1現在))、水面を再生可能エネルギー源として活用することに積極的である。

写真1に太閤山ランド水上式発電システム、写真2にソーラーオンザウォーター桶川を示す。

 

表1 フロート式太陽光発電の例

  ソーラーオンザウォーター桶川 浄谷新池フロート式太陽光発電 県民公園太閤山ランド水上式発電システム 豊稔池水質浄化システム用の太陽光発電システム
設置場所 埼玉県桶川市 兵庫県小野市 富山県射水市 香川県三豊郡大野原町
設備容量(kW) 1,180 40 15.12 30
運転開始 2013年7月 2013年7月 2010年3月 2001年
特徴 日本で初の水上式メガソーラー発電施設 県の実証試験として、2タイプを設置 噴水でパネルの冷却および表面洗浄 2002年度新エネルギー大賞受賞
施工メーカー ウエストエネルギーソリューション 環境資源開発コンサルタント 日本空調北陸 JFE電制(当時は川崎製鉄)

 

写真1 太閤山ランド水上式発電システム(富山県土木部営繕課提供)
写真1 太閤山ランド水上式発電システム(富山県土木部営繕課提供)

 

写真2 ソーラーオンザウォーター桶川(螢Ε┘好肇┘優襯ーソリューション提供)
写真2 ソーラーオンザウォーター桶川(螢Ε┘好肇┘優襯ーソリューション提供)

 

参考:
• 桶川市ホームページ
http://www.city.okegawa.lg.jp/shisei/51/233/p001451.html
• 兵庫県ホームページ
http://web.pref.hyogo.lg.jp/nhk02/event/hatusdenshiki.html
• 富山県ホームページ
http://www.pref.toyama.jp/cms_sec/1508/kj00009565-006-01.html
• 香川県ホームページ
http://www.pref.kagawa.jp/kankyo/data/0301/030128a.htm

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