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エネルギー分野におけるミャンマーへの支援拡大

エネルギー分野におけるミャンマーへの支援拡大

ミャンマーの電力事情は、2000年では総発電電力量5,032GWhであったのが、2010年には8,517GWhと1.7倍に増加しているが(図1)、電源構成の約7割が水力発電で、乾季には電力需給が逼迫している。また、世帯数における電化率は27%で、農村部では3.5%にとどまっている状況にある。

国際協力機構(JICA)は、ヤンゴン州政府の要請を受け、エネルギー関係の支援として、「ヤンゴン都市圏開発プログラム形成準備調査」において社会基盤インフラ整備の基本構想の策定を2013年末までに行い、更にミャンマー政府に協力し、ミャンマー全域の中長期的な電力マスタープランを1年掛けて策定する。

また、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は1990年代後半からミャンマーでの省エネ、再生可能エネルギーの研究協力事業を実施しており(表1)、2010年度からは籾殻やジャトロファ等のバイオマスを利用した、農村部へのエネルギー供給の研究協力事業を行っている(図2,3)。

これらの支援により、電力等のエネルギー供給が安定し、ミャンマーの経済発展に繋がると期待される。

 

図1.ミャンマーの総発電電力量推移
図1.ミャンマーの総発電電力量推移
出典:http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/about/kaikaku/tekisei_k/pdfs/05gaiyo_myanmar3.pdfより作成


表 NEDOによるミャンマーでの主な研究協力事業

事業名 事業内容 期間
太陽光発電システム等国際共同実証開発事業 既存のディーゼル発電機とPV、風力、バラストロードからなるシステムの実証研究 1999-2004年度
肥料工場省エネルギー化モデル事業 排熱回収ボイラをはじめとした各種省エネ技術を組み合わせたシステムを導入 2000-2002年度
高効率ガスタービン技術モデル事業 高温燃焼技術により高効率化されたガスタービン設備及びガスタービン排熱を有効利用する排熱回収ボイラを導入し、コンバインドサイクル化を図る 2002-2004年度
ミャンマーにおける籾殻のバイオマスとしての持続可能な再資源化・リサイクルシステムについての共同研究 籾殻から固形燃料の製造技術と、燃焼灰を肥料として活用する為の技術開発 2010-2011年度
非食用植物を原料とするバイオマス燃料製造装置の研究開発 過熱水蒸気雰囲気中にジャトロファ種子を供給し、無酸素状態での高温加熱処理を行い、高品位BDFを製造する技術開発 2011年度

 

図2.籾殻の利用の効率化
図2.籾殻の利用の効率化
出典:NEDO H23年度成果報告書
「ミャンマーにおける籾殻のバイオマスとしての持続可能な再資源化・リサイクルシステムについての共同研究」より作成

 

図3.ジャトロファの利用率向上
図3.ジャトロファの利用率向上
出典 NEDO H23年度成果報告書
「非食用植物を原料とするバイオマス燃料製造装置の研究開発」より作成

 

参考:
• 外務省ホームページ
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/about/kaikaku/tekisei_k/pdfs/05gaiyo_myanmar3.pdf
• 海外投融資情報財団ホームページ
「ミャンマーのエネルギーセクター、金融セクター」
https://www.joi.or.jp/modules/report/index.php?content_id=6
• 国際協力機構ホームページ
http://www.jica.go.jp/myanmar/office/activities/fs/01/outline.html
http://www.jica.go.jp/chotatsu/consul/koji2013/ku57pq00001cttsz-att/20130509_g_01.pdf
• 新エネルギー・産業技術総合開発機構ホームページ
http://www.nedo.go.jp/content/100513336.pdf

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