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バイオマス発電で海外からの電力会社参入続く(インドネシア)

バイオマス発電で海外からの電力会社参入続く(インドネシア)

インドネシアの2011年における一次エネルギー消費量は、148.1 百万トン(原油換算)で、石油、天然ガス、石炭の化石燃料に96%依存している。その中で石油の割合は、43.5%と最も大きい。インドネシアは石油の生産国で輸出しているもの、2004年からは石油輸入が輸出を上回り、石油輸入国となった。2011年は、石油生産が942(千バーレル)/日に対し、石油消費が1430(千バーレル)/日であり、国内生産の全量を国内消費にあてても、石油輸入に頼らざるを得ない状況にある。

政府は今後の国内のエネルギー消費は、7%/年増加すると見込んでおり、これに対して、石油の消費を減らして、国内にある豊富なバイオマス資源をエネルギーとして利用する方針である。

インドネシアのバイオマス発電において、海外からの電力会社が参入してきている。インドネシア国営電力公社PLNは、2012年10月に「米国GE(General Electric)と共同で、スマトラ島に木材チップを燃焼して発電するバイオマス発電所の建設で合意した」と発表した。木材チップは少量で燃焼温度を高く維持できるアカシアやユーカリを使用する計画である。同発電所の出力は1,000キロワットで、2014年から1,000世帯への電力供給が可能となる。建設費用は100ヘクタールの農園を含め、総額で500万ドル(4.5億円)である。

更に韓国電力産業開発蝓KEPID; Korea Electric Power Industrial Development)グループは、2012年9月に、インドネシア西スマトラ島のパサマン県(Pasaman)に、パーム油の生産過程で生じる産業廃棄物を利用した、バイオマス発電事業を行うことを明らかにした。設備投資は、少なくとも1.5兆ルピア(129億円)になるとしている。

 

図 インドネシア一次エネルギー消費量(2011年)
図 インドネシア一次エネルギー消費量(2011年)
出典:BP Statistical Review of World Energy June 2012
http://www.bp.com/assets/bp_internet/globalbp/globalbp_uk_english/reports_and_publications/
statistical_energy_review_2011/STAGING/local_assets/pdf/statistical_review_of_world_energy_full_report_2012.pdf


表 インドネシアの原油輸入額と輸出額(単位 10億 USドル)

2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012
輸入  5.76 5.39 6.34 7.43 10.95 16.02 16.15 19.17 23.75 14.81 24.34 37.1 40.91
輸出  7.95 6.92 6.55 7.47 7.61 9.52 10.91 12.5 15.39 10.79 15.69 19.58 19.73

出典:http://ecodb.net/country/ID/imf_oil.html

 

図 インドネシアの原油輸入額と輸出額
図 インドネシアの原油輸入額と輸出額

 

参考:
• http://ecodb.net/country/ID/imf_oil.html
• http://asian-power.com/project/news/pln-ge-build-indonesian-biomass-power-plant
• http://www.cleanbiz.asia/news/ge-biomass-gasification-plant-power-remote-indonesia
• http://www.theindonesiatoday.com/news/resources-news/item/483-kepid-to-build-biomass-power-plant-in-west-sumatra.html

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