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日本における太陽熱利用状況

日本における太陽熱利用状況

住宅用として太陽光発電が普及する以前の1980年前後は、屋根に太陽熱温水器が設置されていた。太陽熱温水器は次の2種類ある。

  • 太陽熱温水器は、住宅の屋根に取り付け、お湯を重力を利用して家庭内の必要な場所に供給するのでシンプルで安価なシステム。
  • ソーラーシステムは、お湯を作る集熱器は屋根に、貯湯槽は地上に設置し、天気の悪い日も使えるように補助熱源も備えた使い勝手の良いシステム。

しかしながら、これらの太陽熱利用機器の導入は1980年をピークに減少し、現在は低迷している。

家庭で消費するエネルギーは、その50%が給湯用(34%)、暖房用(16%)などの体を温める、比較的低温な「熱」の用途に使われている。この「熱エネルギー」は、「電気エネルギー」を変換することで得ている。火力発電所で、発電のために使用する化石燃料の持つエネルギーは、その60%が俳熱や送電ロスにより大気や海に捨てられ、残りの40%しか有効利用されていない。

比較的低温な熱は、電気を変換して得るよりも、太陽熱を直接利用する方が効率的である。さらにエネルギー利用効率も、太陽熱利用の方が40〜60%と太陽光発電の10数%に比べ高い。このような状況から、太陽熱利用を見直し、太陽熱利用を促進するために、政府は公共団体や民間企業に対し導入補助を実施している。また、自治体では特に東京都が普及に力を入れており2009年度から継続的に支援を行っている。

 

図 太陽熱利用機器販売台数推移
図 太陽熱利用機器販売台数推移
出典 ソーラーシステム振興協会ホームページデータより作成
http://www.ssda.or.jp/energy/result.html

 

図 東京都における家庭部門のエネルギー消費量の用途別割合(2008年度)
図 東京都における家庭部門のエネルギー消費量の用途別割合(2008年度)
東京都 第3回太陽熱利用促進協議会資料の「なぜ今、太陽光?「太陽熱住宅」の時代に向けた都の取組(資料1)」
http://www.kankyo.metro.tokyo.jp/climate/renewable_energy/solar_energy/sunrise/3rd-conference.html


表 東京都における太陽熱利用システム支援事業

年度 事業名 区分 採択数
2009〜2010 住宅用太陽エネルギー利用機器導入補助制度 太陽熱利用 約360件(800戸)
2011〜2012 太陽熱新技術提案事業 集合住宅用 22システム
    戸建住宅用 40システム

東京都 第3回太陽熱利用促進協議会資料の「なぜ今、太陽光?「太陽熱住宅」の時代に向けた都の取組(資料1)」
http://www.kankyo.metro.tokyo.jp/climate/renewable_energy/solar_energy/sunrise/3rd-conference.html

 

参考資料:
• ソーラーシステム振興協会ホームページ
http://www.ssda.or.jp/
• 東京都 第3回太陽熱利用促進協議会資料の「なぜ今、太陽光?「太陽熱住宅」の時代に向けた都の取組(資料1)」
http://www.kankyo.metro.tokyo.jp/climate/renewable_energy/solar_energy/sunrise/3rd-conference.html
• 日本自然エネルギー株式会社ホームページ
http://www.natural-e.co.jp/greenheat/index.html

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