HOME  >   トピックスアーカイブ  >  中国山東省で3万kWのバイオマス発電が運転開始

中国山東省で3万kWのバイオマス発電が運転開始

中国山東省で3万kWのバイオマス発電が運転開始

2012年8月に、中国の国家エネルギー局が公布した「再生可能エネルギー発展・第12次5カ年(2011〜2015年)規画」は、2015年までに再生可能エネルギーの導入目標は4.78億トン(標準炭換算)としている。この内バイオマスエネルギーは、5,180万トンで10.8%を占める。

この目標の中で、バイオマス発電設備容量は、農林バイオマス800万kW(標準炭換算;1,500万トン)、メタン発電200万kW(370万トン)、ごみ発電300万kW(560万トン)の合計1,300万kW(2,430万トン)で、バイオマスエネルギーの中で47%を占める。

1,300万kWの発電設備容量は、一つのバイオマス発電設備容量が2万〜5万kWなので、プラント数としては300〜650件のバイオマス発電所が建設されることになる。バイオマス発電の建設が進む中で、山東省最大のバイオマス発電所が、2012年12月には平原県で発電を開始した。このバイオマス発電所は、3万kWのコージェネレーションで、年間25万トンの藁を原料として利用する。年間のCO2排出削減量は177,416トンで、12万トンの石炭を節約することができる。売り上げは、1.5億元(21.8億円)になり、県の農民に5,000万元(7.3億円)の収入をもたらす。このプロジェクトはCDMプロジェクトとしても許可されており、外国の提携相手はEco-Frontier Carbon Partners Limitedである。

国家発展改革委員会は、ごみ発電について、生活ごみ1トンあたりの発電量を280kWhとし電力価格を0.65元(9.4円)/kWhに決定している。更にごみ発電処理量を「2010年の8.96トン/日から2015年に30.7トン/日に引き上げる」ことを、2012年5月に公表した。ごみ発電強化の姿勢が鮮明になり、今後、多数のごみ発電プロジェクトの建設が見込まれている。


表 再生可能エネルギー導入目標

バイオマスエネルギー 供給量 標準炭換算
(万トン)
農林バイオマス発電 800万kW
(発電設備容量)
480億kWh
(年間発電量)
1,500
メタン発電 200万kW 120億kWh 370
ゴミ発電 300万kW 180億kWh 560
ガス供給 220億m3   1,750
バイオブリケット(成形燃料) 1,000万トン   500
バイオエタノール 400万トン   350
バイオディーゼル 100万トン   150
合計 5,180

出典:Tepia monthly
(http://www.tepia.co.jp/image/tepia_monthly/tepia-monthly20120911.pdf)

 

図 バイオマスエネルギーの導入目標
図 バイオマスエネルギーの導入目標

 

参考:
• Tepia monthly
(http://www.tepia.co.jp/image/tepia_monthly/tepia-monthly20120911.pdf)
(http://www.tepia.co.jp/image/tepia_monthly/tepia-monthly20130117.pdf)
• http://www.asiam.co.jp/news_newe.php?topic=014550
• http://www.asiam.co.jp/news_newe.php?topic=014876

その他のトピックス