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継続的に地熱発電を導入(ニュージーランド)

継続的に地熱発電を導入(ニュージーランド)

ニュージーランドの地熱発電導入量は792MW(2010年)で世界6位であるが、地熱発電所の建設が継続的に行われる予定である。これは

  • 2007年に発表された「2050年までのニュージーランドエネルギー戦略」で、1990年レベルのCO2排出量に戻すために、目標として電力の90%を再生可能エネルギーで供給
  • 2007年から10年間、CO2排出量の多い火力発電所の建設を禁止
  • 2009年に資源管理法が改正され、資源開発許可が緩和

により地熱発電推進の条件が整ったことによる。地熱発電の導入には、地熱資源が先住民族であるマオリ族の所有地に多いことから、良好な関係を築きながら行われている。

2011年の再生可能エネルギーによる発電は総発電量の76.7%であり、地熱発電は総発電量の13.4%(5,770kWh)で、水力発電に次いで2位の座を占めている。ニュージーランドの地熱資源は世界第7位(3,650MWe)で、北島の火山帯に既設と計画中の地熱発電所が集中している。

この地区には、2012年以降に運転が開始される予定の地熱発電所が7ヶ所ある。日本の企業は、世界各地の地熱発電設備で実績を積んでおり、この中でTe Mihi発電所では、日本の(株)東芝がタービンと発電機を受注している。

 

図 総発電量に対する地熱発電量
図  総発電量に対する地熱発電量
出典:ニュージーランドエネルギーデータファイル(2011年)
http://www.med.govt.nz/sectors-industries/energy/pdf-docs-library/energy-data-and-modelling/publications/energy-data-file/

 

図 ニュージーランドの代表的地熱発電所
図  ニュージーランドの代表的地熱発電所
出典:New Zealand Geothermal Association ホームページ
http://www.nzgeothermal.org.nz/index.html


表  計画中の地熱発電所

発電所 設備容量(MW) 運転開始予定(年) 備考
Kawerau 25 2012末  
Ngatamariki  82 2013半ば  
Te Mihi 166 2013 東芝がタービン等受注
Te Ahi O Maui 10〜15 2014  
Tauhara 240 2015  
Tikitere <45 2015  
Rotoma 35 2013  

出典:New Zealand Geothermal Association ホームページ
http://www.nzgeothermal.org.nz/index.html

 

参考資料:
• 2050年までのニュージーランドエネルギー戦略
http://www.unep.org/climateneutral/Portals/0/Country/RelatedDocuments/NewZeland/New_Zealand_Energy_Strategy_to_2050_0SkLM.pdf
• 「地熱発電の開発可能性」2008、地熱発電に関する研究会 第1回資料 産業技術総合研究所
www.meti.go.jp/committee/materials2/downloadfiles/g81201a05j.pdf
• IEA Geothermal Energy 2010 GIA Annual Report
http://www.iea-gia.org/
• (株)東芝プレスリリース
http://www.toshiba.co.jp/about/press/2011_04/pr_j0501.htm

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